Windows 7
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows 7

Windows 7 Home Premium・Professional・Ultimateの違いを徹底解説

Windows XPやWindows VistaからWindows 7への乗り換えを検討している方の中には、複数あるエディションの違いが分からず戸惑っている方も多いのではないでしょうか。Mac OS Xが全ユーザー向けに単一バージョンを提供しているのに対し、Windowsは価格帯ごとに複数のエディションに分割されています。パソコンの用途によってはHome版で十分な場合もあれば、Ultimateが必要になるケースもあります。

実はWindows 7には全部で6つのエディションが存在しますが、一般消費者が購入できるのは主に3つです。ネットブック向けの「Starter」、新興市場限定で販売される「Home Basic」、そして企業や団体向けにボリュームライセンスで提供される「Enterprise」については、ここでは割愛します。

この記事では、Windows 7 Home Premium、Professional、Ultimateの3つのエディションの違いを詳しく解説します。なお、最も基本的なエディションを購入した場合でも、「Windows Anytime Upgrade」を使えばいつでも上位エディションへアップグレード可能です。基本的にHome版にはProfessionalとUltimateの機能が含まれていますが、実際にインストールされるのは購入後となります。アップグレード作業はWindows上から直接実行できるので安心です。

各エディションの違いを手軽に確認したい場合は、Microsoftの公式比較ページを参照するとよいでしょう。

Windows 7 Home Premium・Professional・Ultimateの違いを徹底解説

ただし、公式の比較表はやや簡略化されており、各エディションの詳細な機能差を知りたい場合には物足りません。「デスクトップナビゲーションの向上」や「Internet Explorer 8」など、実用性の低い項目ばかりが並んでいるのが実情です。

そこで本記事では、各エディションで追加・欠落している機能をより網羅的にリストアップしていきます。まずは、他のすべてのエディションの基盤となるHome Premiumから見ていきましょう。

Home Premium(ホームプレミアム)

Windows 7 Home Premium・Professional・Ultimateの違いを徹底解説

Home Premiumの主な特徴は以下の通りです。

  • サポート期限:Home Premiumのサポートは2015年1月まで。一方、Professionalは2020年1月までサポートされます。不思議なことに、最上位のUltimateも2015年1月までしかサポートされません。
  • 最大メモリ容量:Home Premiumは16GBまで。ProfessionalとUltimateは192GBまで対応(64ビット版の場合)。
  • 対応CPU数:Home Premiumは1基のみ。Professional以上は最大2基まで搭載可能。
  • ネットワークバックアップ:Home Premiumはローカルバックアップのみ対応。ProfessionalとUltimateはネットワーク上の場所へのバックアップが可能。
  • リモートデスクトップ:Home Premiumはクライアントとしてのみ機能(他のマシンから接続される側)。ProfessionalとUltimateはホストとして動作し、他のマシンへ接続できます。
  • ホームグループ:Home Premium以上のすべてのエディションでサポート。

Professional(プロフェッショナル)

Windows 7 Home Premium・Professional・Ultimateの違いを徹底解説

上記の内容に加えて、Professionalには以下の機能とサービスが含まれています。

  • ダイナミックディスク対応:ソフトウェアRAIDを実現でき、複数のハードドライブを搭載するシステムで特に有用。
  • 暗号化ファイルシステム(EFS):ファイルシステムレベルの暗号化を提供。ただし、Ultimate限定のBitLockerほどの安全性はありません。
  • 場所に応じたプリンター切り替え(Location Aware Printing)
  • プレゼンテーションモード:プレゼン中のWindowsの動作を変更できます。音量の調整、壁紙の変更、スクリーンセーバーの表示防止などを一括設定可能。
  • グループポリシー:Windows Server 2003/2008経由またはローカル環境で、OSのほぼすべての側面を制御できます。
  • オフラインファイルとフォルダーのリダイレクト:ドメイン参加済みのWindowsマシン向けの機能。
  • Windowsドメインへの参加:Home Premiumはドメインに参加できません。
  • Windows XPモード:Windows 7内でWindows XP SP3を実行可能。古いアプリケーションとの互換性確保に便利です。
  • ソフトウェア制限ポリシー

Ultimate(アルティメット)

Windows 7 Home Premium・Professional・Ultimateの違いを徹底解説

Ultimateに追加されている機能のうち、一般消費者にとって有用なものはごくわずかです。追加機能の大半はITプロフェッショナル向けとなっています。

  • BitLockerドライブ暗号化:EFSがファイルシステムレベルの暗号化であるのに対し、BitLockerはディスク全体を暗号化します。
  • 35言語の即時切り替え:35の異なる言語間を瞬時に切り替えられます。
  • AppLocker:コンピュータ上での特定ソフトウェアの実行をブロックできます。
  • BranchCache:WANを介した高速なファイルアクセスを実現します。
  • VHDからの直接起動:ホストOSの有無にかかわらず、VHDファイルからコンピュータを起動できます。
  • DirectAccess:モバイルユーザーを移動中も接続状態に保ちます。
  • 仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)の強化

まとめると、Ultimateは名前こそ魅力的ですが、平均的な消費者にとってはあまり実用的とは言えません。ある意味では、Professionalも一般ユーザーにとって必須というわけではありません。まずはHome Premiumを購入し、必要になった時点でProfessionalやUltimateへアップグレードするのが最も賢明な選択と言えるでしょう。次期Windows 8では、選択肢がさらに増えないことを願うばかりです!

  1. Windowsの32ビットと64ビットの違いを徹底解説!確認方法から選び方まで

    新しいWindowsパソコンを購入する際、「Proエディションにするか、Homeエディションにするか」と悩む方は多いのではないでしょうか。これらはマシンの用途に応じて決めるものですが、それ以外にもエディションの違いに関わる重要な要素があります。そのひとつが「システムは32ビットか、それとも64ビットか」という点です。 「32ビット」「64ビット」という言葉はよく耳にしますが、その意味を詳しく説明されることは意外と少ないものです。この記事では、32ビットと64ビットの違いについてわかりやすく解説します。 パソコンが32ビット・64ビットと呼ばれる理由 パソコンのアーキテクチャが32ビットか64

  2. Windows 10の「回復ドライブ」と「システムイメージ」の違いとは?正しい使い分け方を徹底解説

    大切なデータのバックアップを定期的に作成することは、非常に良い習慣です。Windows 10にはデータをバックアップするためのさまざまな方法が用意されていますが、その中でも特に便利なのが「回復ドライブ(Recovery Drive)」と「システムイメージ(System Image)」の2つです。パソコンを使っている方なら、データバックアップの重要性は改めて説明するまでもないでしょう。しかし、どのバックアップ方法を選ぶべきか迷うことは少なくありません。そこで本記事では、回復ドライブとシステムイメージの違いを詳しく解説し、自分に合った方法を選べるようにご案内します。 回復ドライブとは? 名前から