NordVPN vs IPVanish 徹底比較|どちらのVPNがあなたに最適?
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、インターネットを安全に利用するために欠かせないツールです。しかし、市場には数多くのVPNサービスがあふれているため、選択肢が多すぎて決断疲れを起こし、結局どれも使わないまま無防備になってしまう――そんなことも珍しくありません。
特に、評判の良い二つのサービスから一つを選ぶとなると、なおさら迷ってしまうもの。そこで本記事では、人気VPNプロバイダーのNordVPNとIPVanishを徹底的に比較し、どちらがあなたに向いているのかをわかりやすく解説します。
IPVanishとNordVPNの違いとは?
NordVPNとIPVanishは、どちらも2010年代前半に登場しました。ストリーミングサービスの普及とともに、オンラインの安全・セキュリティへの関心が高まった時期です。
両社はよく似たVPNサービスですが、その実装には若干の違いがあります。NordVPNはいわゆる「伝統的なVPN」である一方、IPVanishは「IP VPN」サービスを採用しています。
どちらも通信を暗号化して経路を変更する点は共通していますが、IP VPNはMPLS(マルチプロトコルラベルスイッチング)という技術を活用し、公開ゲートウェイを回避することでトラフィックを優先・最適化します。その結果、高速化とより強固なセキュリティが実現できるのです。
料金プラン
IPVanishとNordVPNは、ほぼ同じ価格帯に位置しています。ただし、NordVPNの方が価格や契約期間の異なる多彩なプランを用意している点が特徴です。
NordVPNの最安プランは、2年プラン+3ヶ月無料で月額3.30ドル。最初の2年間は89ドルの一括払いで、以降の更新時は322.65ドルとなります。また、購入後30日以内なら理由を問わず返金される「30日間返金保証」付きです。
一方、IPVanishは単一のサブスクリプションプランのみを提供しており、年額44.99ドル(月額換算3.75ドル)から利用できます。ただし更新時は89.99ドルとなる点に注意が必要です。1年プラン・2年プランともに30日間の返金保証が付いています。
なお、どちらのVPNも1ヶ月だけの短期契約は大幅に割高になります。NordVPNの月額プランは11.99ドル、IPVanishは10.99ドルです。
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サーバー数と運営拠点
IPVanishは世界55か国・75のロケーションに約2,000台のサーバーを展開しています。一方、NordVPNは60か国に5,000台のサーバーを設置しており、規模ではNordVPNが大きく上回ります。
企業の所在地も重要なポイントです。IPVanishはアメリカ・フロリダ州に拠点を置いているため、州法および連邦法におけるデータ保持義務や、ユーザー情報・プライバシー関連法令の対象となります。
対照的に、NordVPNの本社はパナマにあります。パナマにはデータ保持を義務付ける法律がないため、プライバシー保護の面で有利です。
地域制限コンテンツへのアクセス
コンテンツが地域制限される理由はさまざまです。著作権や配信権、検閲、価格差別などが挙げられます。VPNは接続地点を変更することで制限されたコンテンツへのアクセスを可能にしますが、その性能はサービスによって差があります。YouTubeの地域制限は突破できても、Netflixには対応していないといったケースもあるのです。
NordVPNとIPVanishはどちらも、Netflix、SoundCloud、YouTube、TikTok、Spotifyなど、さまざまなサイトやストリーミングサービスへのアクセスをうたっています。また、接続地域を変更できるため、自分の住む地域では配信されていないオンラインゲームの購入にも役立ちます。
ユーザー体験
機能や価格も重要ですが、日常的に快適に使えなければ意味がありません。VPNプロバイダーと年間契約を結ぶ前に、まず普段使っているデバイスの種類や台数に対応しているかを必ず確認しましょう。
NordVPNはAndroid、iOS、macOS、Windows、Linux、Android TV向けアプリを提供しています。さらにFirefoxとGoogle Chrome用のブラウザ拡張機能も用意されています。それだけでなく、Xbox、PlayStation、Chromebook、Kindle Fire、Nintendo Switch、Chromecastなど、ネットワークに接続されたすべてのデバイスを保護できるのも強みです。
NordVPNのアプリやブラウザ拡張機能は、シンプルでフラットな配色のユーザーインターフェースを採用しており、直感的に操作できます。ITに詳しくない人でも、接続先の切り替えや追加機能の利用に困ることはないでしょう。
IPVanishもAndroid、iOS、macOS、Windows、Linuxに加え、Amazon Fire TV向けの公式アプリを提供しています。さらにルーター保護に対応しており、接続されているすべてのデバイスの通信を暗号化して保護することも可能です。
IPVanishのアプリも使いやすいのですが、多少の慣れが必要です。ダークテーマのクリーンでミニマルなUIを採用しており、希望のサーバーへはすぐに接続できます。ただし、体験をカスタマイズ・最適化できる設定項目が非常に多く、中にはやや複雑なものも含まれています。
プライバシーとセキュリティ
多くの人がVPNを使う目的は、所在地の偽装やISP(インターネットサービスプロバイダ)からの閲覧履歴の隠蔽でしょう。しかしVPNの本来の目的は、通信を暗号化し、IPアドレスを隠すことでプライバシーとセキュリティを守ることにあります。
NordVPNとIPVanishはどちらも非常に信頼性の高いサービスです。サーバー間のデータ転送にはエンドツーエンドのAES 256ビット暗号化を使用しています。また、両社とも厳格なノーログポリシーを掲げており、ユーザーのアクティビティを一切記録・保存しないとしています。
それでも、企業の宣伝文句をそのまま信用できないと感じるのは自然なことです。
ここで知っておきたいのが、「ファイブ・アイズ」「ナイン・アイズ」「フォーティーン・アイズ」と呼ばれる監視同盟の存在です。これらは各国が国家安全保障の名目でユーザーのインターネット活動情報を共有する枠組みであり、最大限のデータプライバシーを求めるなら、これらの同盟加盟国は避けるのが賢明です。
VPNプロバイダが同盟14か国のいずれかに拠点を置く場合、法律によりログに保管されたユーザー情報や通信記録の提出を義務付けられる可能性があります。
NordVPNの拠点であるパナマは、他国との監視情報共有協定や現地のデータ収集法が存在しないため、最もプライバシーに優れた国の一つとされています。一方、IPVanishはファイブ・ナイン・フォーティーン・アイズのメンバーであるアメリカに拠点を置いていますが、厳格なノーログポリシーを採用しているため、仮に要請されても提供すべき情報はないはずです。
無料トライアルを最大限に活用しよう
NordVPNの無料トライアルやIPVanishの30日間返金保証など、無料で試せる機会は最大限に活用しましょう。各VPNの長所や短所には、客観的に測定できるものと、そうでないものがあります。
例えば、アプリのレイアウトが好みに合わないかもしれません。どちらも高速な接続速度を誇りますが、よく使う接続先のサーバーの品質が、一方では標準以下になっている可能性もあります。どちらのVPNが自分に合っているのかは、実際に試してみなければ分かりません。まずは限定オファーでNordVPNの2年プランをお得に試してみるのも、賢い選択の一つです。
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