LTEとは?意味や特徴、4G・5Gとの違いをわかりやすく解説
LTEとは?基本的な意味
LTE(Long Term Evolution)は、WiMAXや3Gといった従来の技術に代わる4G無線ブロードバンド規格です。3Gより高速ですが、真の4Gや現行の最新規格である5Gと比べると速度は劣ります。
LTEは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスが、Wi-Fi接続の代わりに利用する技術です。3Gや4Gと同様に、モバイルデバイスが基地局を経由してインターネットに接続する仕組みを定めた技術標準となっています。
実は「LTE」は、4Gへの進化を示すためのマーケティング用語としての側面が強い言葉です。LTEや4Gに該当するかどうかを裁定する国際的な規制機関は存在しないため、通信会社はこれらの用語をほぼ同じ意味で使うことがあります。ただし、LTEの実際の技術仕様は、4Gの目標速度には届いていないのが現状です。
LTEのメリット
真の4Gより低速とはいえ、LTEは従来の技術やモバイルブロードバンド標準に比べて大きく進化しています。3Gと比較すると、LTEには以下のような利点があります。
- より高い帯域幅(より速い接続速度)
- 音声通話(VoIP)やマルチメディアストリーミングに適した優れた基盤技術
- データ転送の遅延が少ない
- スケーラビリティが高く、1つのアクセスポイントに多数のデバイスを同時接続可能
- VoLTE(Voice over LTE)の活用により、音声通話がより高品質に
LTEを利用するには?
LTEを利用するために必要なものは2つです。LTEに対応した電話機と、それをサポートするモバイルネットワークです。
つまり、お使いのデバイスがLTEに対応しているかを確認する必要があります。すべてのデバイスがLTEネットワーク接続に必要なハードウェアを備えているわけではありません。最近のスマートフォンはほぼ対応していますが、古いモデルは非対応の場合があります。
LTE対応の電話機は「4G LTE」と表記されることが多いです。もしスマートフォンがLTEネットワークで動作しない場合は、機種の買い替えが必要になるか、LTEより低速な通信で妥協することになります。
電話機に加えて、携帯電話会社(キャリア)やMVNO(仮想移動体通信事業者)といったワイヤレスサービスプロバイダーとの契約も必要です。これらの事業者がLTE通信をデバイスに提供します。また、サービスを利用するにはLTEのエリア(カバー範囲)内にいる必要があります。
注意点として、「LTE」という言葉は誤解を招くマーケティング用語でもあり、実際の性能が期待に応えないケースも少なくありません。スマートフォンやその他のデバイスを購入する前に、レビューを読んだり、専門テスターの評価を確認したりして、デバイスの実際のLTEパフォーマンスをチェックしましょう。
LTEの歴史
3Gは2Gの改良版でしたが、スマートフォンの普及に必要な通信速度には不足していました。モバイルブロードバンドの接続や速度を定める国際機関である国際電気通信連合無線通信部門(ITU-R)は、2008年に無線通信仕様の新版を策定しました。この新しい標準は、VoIP、メディアストリーミング、ビデオ会議、高速データ転送、リアルタイムコラボレーションなど、当時の新技術のニーズに応えるものでした。
この仕様は「4G(第4世代)」と名付けられ、速度の向上が主な改善点の一つとなりました。
この仕様によれば、4Gネットワークは車や電車などの移動中に最大100Mbps、静止時には最大1Gbpsの速度を提供できるはずのものでした。しかし、これは非常に高い目標でした。ITU-Rにはこうした標準の実装を強制する権限がなかったため、目標速度に達していなくても新技術を4Gと認められるよう、規則を緩和せざるを得ませんでした。その結果、市場には「4G LTE」を名乗るデバイスが登場することになりました。
4G LTEの速度はどのくらい?
4G/LTEは、依然として世界中で最も普及している通信規格です。一方で、5Gに対応したデバイスやネットワークも増え続けています。5Gは4GやLTEに比べて多くの改良点を提供していますが、普及にはまだ課題が残されています。
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