ネットワークセキュリティのWEPとは?意味やWPAとの違い、確認方法をわかりやすく解説
ネットワークセキュリティの「WEP」とは?
WEP(Wired Equivalent Privacy/有線同等プライバシー)とは、無線LAN(Wi-Fi)の通信を暗号化し、有線LANと同等の機密性を実現することを目的としたセキュリティプロトコルです。IEEE 802.11規格の一部として策定され、40ビットまたは128ビットの暗号キーを使ってデータを保護します。「有線ネットワークと同じレベルのプライバシーを、無線環境でも確保するための仕組み」と考えると理解しやすいでしょう。
WEPとWPAの違いとは?
WPA(Wi-Fi Protected Access/Wi-Fi保護アクセス)は、WEPの脆弱性を補うために2003年に開発された後継のセキュリティ規格です。WPAでは、TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)と呼ばれる、WEPよりも安全性の高い暗号化方式が採用されています。
さらに進化したWPA2では、より強力なAES暗号が標準となり、現時点で最も安全な選択肢とされています。「何らかの暗号化を使うことは、まったく使わないより優れている」のは確かですが、WEPはこれらの中で最も脆弱な規格であるため、可能な限り使用を避けるのが賢明です。
自分のネットワークがWEPかどうか確認する方法
Windowsパソコンで確認する
「設定」から「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」を開き、「既知のネットワークの管理」をクリックします。確認したいWi-Fiネットワークの「プロパティ」を選択すると、セキュリティの種類が表示されます。ここに「WEP」や「WPA2」と表示されていれば、そのネットワークは暗号化によって保護されている状態です。
スマートフォンで確認する
設定アプリを開き、Wi-Fi設定の画面へ移動します。接続中または検出されたネットワークの一覧から、自分の無線ネットワーク名をタップ(または情報ボタンを押す)すると、ネットワークの詳細設定が表示されます。そこにある「セキュリティ」の項目で、WEPかWPAかを確認できます。
WEPキーはWi-Fiパスワードと同じ?
WEPキーやWPA/WPA2の事前共有キー(パスフレーズ)は、いわゆる「Wi-Fiパスワード(セキュリティキー)」に相当するものです。ただし、アクセスポイント(ルーター)の管理画面にログインするための管理者パスワードやPINコードとは別物なので、混同しないよう注意しましょう。無線ネットワークへの接続にはWEPキーまたはWPA/WPA2の事前共有キーが必要になり、アクセスポイント自体の設定変更には管理者用のパスワードが必要です。
WEPキーとSSIDの調べ方
ルーターの管理画面から確認する
Webブラウザーのアドレスバーに「https://192.168.1.1」と入力して、ルーターの管理画面にアクセスします。画面左側にある「ワイヤレス(無線設定)」のアイコンをクリックすると、必要なSSIDとWEPキーが記載された情報画面が表示されます。
取扱説明書や本体ラベルを確認する
無線ルーター(アクセスポイント)のセキュリティ設定は、付属の取扱説明書や本体側面のラベルに記載されていることもあります。まずは手元の資料をチェックしてみましょう。
ネットワーク管理者に問い合わせる
職場や学校などのネットワークでは、環境を構築した担当者やシステムサポート窓口に問い合わせるのが確実です。WEPやWPA/WPA2の事前共有キーは、通常、ネットワークを設定した人が保管しています。
スマートフォンでWEPのWi-Fiに接続する方法
以下の手順で接続できます(端末によってメニュー名が異なる場合があります)。
1. ホーム画面から「メニュー」→「設定」→「ワイヤレス制御(無線とネットワーク)」を開く
2. 「Wi-Fi」のチェックボックスをオンにする
3. 端末が周囲の無線ネットワークを自動的に検索する
4. 「Wi-Fi設定」画面で、接続したいネットワーク(SSID)をタップする
5. 要求された場合にWEPキーを入力すれば接続完了です
まとめ:WEPは今や非推奨。WPA2への切り替えを検討しよう
WEPは1999年頃に策定された歴史ある規格ですが、現在では深刻な脆弱性が判明しており、短時間で解読される恐れがあります。お使いのルーターが対応しているのであれば、WPA2(できれば最新のWPA3)への切り替えを強くおすすめします。古い機器の都合でWEPしか選択できない場合も、それはあくまで一時的な措置にとどめ、機器の更新と併せてセキュリティの強化を検討しましょう。
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