Amazon EC2インスタンスを別のアベイラビリティーゾーン(AZ)へ移動する方法
Amazon EC2のインスタンスは、世界中の複数のロケーションでホストされています。これらのロケーションは「リージョン」「アベイラビリティーゾーン(AZ)」「ローカルゾーン」と呼ばれます。各リージョンは独立した地理的エリアであり、その中に複数の隔離されたロケーションであるアベイラビリティーゾーンが存在します。
本記事では、同じAWSリージョン内でEC2インスタンスを別のアベイラビリティーゾーンへ移動する手順を解説します。記事は前後編の2部構成です。前編では、米国東部(オハイオ)リージョン内で、インスタンスをus-east-2bからus-east-2aへ移動する方法を紹介します。後編では、移動したインスタンスへのElastic IPアドレスの再割り当て方法を説明します。
パート1:EC2インスタンスをus-east-2bからus-east-2aへ移動する
まず、既存のインスタンスからAMI(マシンイメージ)を作成し、それをもとに別のAZで新しいインスタンスを起動します。
- AWS Management Consoleにログインします
- Services(サービス)をクリックし、EC2を選択します
- Running instances(実行中のインスタンス)をクリックします
- 対象インスタンスを右クリックし、Instance state > Stop(インスタンスの状態 > 停止)を選択します
- 再びインスタンスを右クリックし、Image > Create Image(イメージ > イメージを作成)を選択します

Create Image(イメージを作成)画面で以下の項目を設定し、Create imageをクリックします。
- Image name(イメージ名):イメージの名前を入力します
- Image description(イメージの説明):イメージの内容や目的に関する説明を入力します
- No reboot(再起動しない):有効にすると、イメージ作成前にインスタンスがシャットダウンされません。この場合、作成されるイメージのファイルシステム整合性は保証されません。今回は無効のまま進めます
- Instance Volumes(インスタンスのボリューム):ボリュームサイズとボリュームタイプを定義します。追加のボリュームを作成したい場合はAdd New Volumeをクリックします。ここではデフォルト設定のまま使用します

- Create Image request receivedと表示されたら、View pending image ami-xxxxxxxxxxをクリックします

- Status: availableと表示されていれば、AMIの作成は完了です

- AMIを右クリックし、Launch(起動)を選択します

- インスタンスタイプを選択し、Next: Configure Instance Detailsをクリックします。今回はt2.micro(可変ECU、vCPU 1基、2.5GHz Intel Xeonファミリー、メモリ1GiB、EBSのみ)を選択します

- サブネットの設定で、アベイラビリティーゾーンをus-east-2bからus-east-2aへ変更します。あわせて、誤ってインスタンスを終了してしまうのを防ぐため、termination protection(終了保護)の有効化も推奨します。設定が完了したらReview and Launchをクリックします

- インスタンスの設定内容を確認し、Launchをクリックします
- 既存のキーペアを選択するか、新しいキーペアを作成します。キーペアは、AWS側が保管する公開鍵と、ユーザーが保管する秘密鍵ファイルで構成され、この2つによってインスタンスへの安全な接続が可能になります。Create a new key pairを選択した場合はペア名を定義し、Windowsパスワードの復号などに使用するDownload Key Pairを実行します。続行する前に、秘密鍵ファイル(*.pemファイル)を必ずダウンロードしてください

- Launch Instancesをクリックします
- インスタンスの起動が開始されます。View launchesをクリックして状況を確認しましょう

- インスタンスが正常に初期化されるまで、数分ほどお待ちください
パート2:移動したEC2インスタンスへElastic IPを再割り当てする
後編では、Elastic IPを元のインスタンスから関連付け解除し、移動先の新しいインスタンスに関連付け直します。
- 左側のナビゲーションペインで、Network & Security配下のElastic IPsをクリックします
- Elastic IPを選択し、Actions > Disassociate Elastic IP addressをクリックします

- Disassociate Elastic IP address画面でDisassociateをクリックします。Elastic IPを関連付け解除しても、後から別のリソースに再度関連付けることができ、IPアドレスは引き続きアカウントに割り当てられたまま維持されます。ただし、実行中のインスタンスや稼働中のインスタンスに接続されたネットワークインターフェースに関連付けられていないElastic IPには課金が発生する点に注意してください
- 再びElastic IPを選択し、Actions > Associate Elastic IP addressをクリックします
- InstanceとPrivate IP addressを入力します
- Allow this Elastic IP address to be reassociatedにチェックを入れ、Associateをクリックします

- 以上で、移動したEC2インスタンスへのElastic IPアドレスの割り当ては完了です。ウィンドウ左側のInstancesをクリックし、新しいアベイラビリティーゾーンに移動したインスタンスが正常に動作していることを確認しましょう
-
【Windows 10】ストアアプリを別のドライブに移動する方法
Windows 10でMicrosoft Storeからアプリをインストールすると、デフォルトではすべてCドライブに保存されます。Cドライブの容量が十分にあり、初期設定のまま使いたいのであれば、それでも特に問題ありません。 しかし、SSDを使用していて空き容量が限られている場合や、OSとは別のドライブでアプリを管理したいというケースもあるでしょう。そんなときに便利なのが、Windows 10に標準搭載されている「アプリの移動」機能です。すでにインストール済みのMicrosoft Storeアプリなら、アンインストールして再インストールすることなく、別のドライブへ簡単に移動できます。 アプリを
-
【Windows 10】標準のデータフォルダを別のドライブに移動する方法
Windowsでは、デフォルト設定として、ユーザーのファイルやフォルダはすべてCドライブ以下の標準フォルダに保存されます。「デスクトップ」「ダウンロード」「ドキュメント」「ミュージック」「ピクチャ」といったフォルダがそれに該当します。この構成は、Windowsの初期セットアップ時にユーザーアカウントを作成する際に自動的に設定されるものです。 この仕様は長年にわたって変わることがなかったため、Windowsユーザーにとってはごく自然な存在でした。しかし、Windows 10では従来の慣習を見直し、ユーザーがこれらのデフォルトフォルダをセカンダリドライブへ移動できるようになりました。これにより、シ