Facebookの利用規約(TOS)変更はあなたにどんな影響を与える?【週刊Facebook活用ヒント】
気づきましたか?Facebookから「利用規約がまもなく変更されます」という小さな通知が届いていたことに。とりあえずクリックして消しただけですか?それとも、実際に内容を読みましたか?
ほとんどの人は読んでいません。それ自体は驚くことではありません。しかし予想通り、デマ情報がFacebookのステータス投稿などを通じて拡散され、「まったく効果のない対策」を取ればデータの管理権を取り戻せるかのように思わせ、人々を不安に陥れています。これまで何度も繰り返されてきたパターンなので、うんざりしている方も多いでしょう。利用規約を自分で読んでいないのであれば、何が実際に行われているのかを正しく把握し、Facebook上でのプライバシーを最大限守るために、その内容を知っておく価値があります。
1月1日発効のFacebook利用規約変更
まず最初にすべきことは、1月1日に発効するFacebookの新しい利用規約について、平易な言葉でまとめられた概要を読むことです。その後、法律用語を使った正式版の規約にも目を通しましょう。Facebookは利用者が理解しやすいよう努めており、発効前に同意するための1ヶ月間の猶予を設けています。ただし、重要な条項の一部は、規約からリンクされた別のプライバシー文書の中に埋もれています。
以下は、一見して強烈な印象を与える条項の抜粋です。
写真や動画など知的財産権で保護されるコンテンツ(IPコンテンツ)については、プライバシー設定およびアプリ設定に従い、Facebookに対して次の許諾を明示的に付与します。すなわち、Facebook上またはFacebookに関連して投稿されるIPコンテンツの使用を認める、非独占的・譲渡可能・再許諾可能・ロイヤリティフリーの世界的ライセンス(IPライセンス)です。このIPライセンスは、当該コンテンツまたはアカウントを削除した時点で終了します。ただし、コンテンツが他者と共有されており、その相手がまだ削除していない場合は除きます。
公開設定でコンテンツや情報を公開した場合、Facebook外の人々を含むすべての人がその情報へアクセス・利用し、あなた(名前やプロフィール写真)と関連付けることを許可したことになります。
携帯電話番号を変更または解約した場合は、旧番号の新取得者にメッセージが送られないよう、48時間以内にFacebookのアカウント情報を更新してください。
あなたは、商用・スポンサード・関連コンテンツ(好きなブランドなど)の配信や強化に関連して、名前、プロフィール写真、コンテンツ、情報をFacebookが使用することを許可します。これは例えば、企業などがあなたのコンテンツや情報とともに名前やプロフィール写真を表示させるべくFacebookへ対価を支払うことを許すものであり、あなたへの報酬は一切発生しません。ただし、コンテンツや情報に特定の公開範囲を設定している場合、Facebookはその選択を尊重します。
有料のサービスや通信が、必ずしもそのように明示されるとは限らないことを理解してください。
本規約の文言または精神に違反した場合、あるいはFacebookにリスクや法的責任の恐れを生じさせた場合、Facebookはサービスの全部または一部の提供を停止できます。停止はメールまたは次回のアカウントアクセス時に通知されます。なお、あなたはいつでもアカウントを削除したりアプリを無効化したりできます。
米国が経済制裁を課している国に所在する場合、または米国財務省の特別指定国民リストに掲載されている場合は、Facebook上で商業活動(広告や決済など)を行ったり、プラットフォームアプリやウェブサイトを運営したりしてはなりません。また、米国由来の商品・サービス・ソフトウェアの受領が禁止されている場合は、Facebookを使用できません。
Facebookは、Facebookアプリのインストールやアクセスに使われるコンピュータ、携帯電話、その他のデバイスからデータを受け取ります(複数ユーザーが同一デバイスからログインする場合を含む)。これには、IPアドレスや電話番号などのネットワーク・通信情報、インターネット接続環境、OS、位置情報、使用中のデバイスやブラウザの種類(識別子を含む)、閲覧したページに関する情報などが含まれます。たとえば、友人が近くにいることを通知するためにGPSなどの位置情報を取得したり、アプリの動作改善のためにデバイス情報を収集したりすることがあります。
GPS位置情報を取得する際は、既に保有している他の位置情報(現在の都市など)と組み合わせます。ただし保持期間は、関連性のある通知の送信など、サービス提供に役立つ間のみです。
かなり過激に聞こえる部分もあるため、デマが飛び交うのも無理はありません。
偽りの希望を与えるデマコピペ
多くの人が規約を読まずに誤解した結果、「これらの変更によりFacebookがあなたの写真や動画を所有することになる」という勘違いが広まり、法律用語を並べた「著作権宣言」のコピペが拡散されています。
しかし、それは機能しません。何も変わりません。そもそもFacebookはあなたのメディアを所有していません。法律専門家や著名媒体による反論の詳細は、Snopesなどのファクトチェックサイトを参照してください。
利用規約の変更があなたにもたらすもの
繰り返しますが、Facebookはあなたのメディアを所有しません。あなたが作ったものすべての著作権はあなた自身のものです。
一方で、Facebookはアプリを開いていなくても位置情報を追跡し、サービス提供に役立つ限り(事実上は半永久的に)その情報を保存し、加工したデータを広告主へ提供します。つまり、広告主はあなたが休暇で見知らぬ街にいるときでも、地域限定の広告をターゲットに配信できるということです。近くのレストラン情報といった超ローカルな広告が届く可能性もあります。
将来的には、現在地周辺のお得情報を知らせる広告主からのプッシュ通知さえ登場するかもしれません。些細なことに思えますが、実際にはFacebookがあなたに関する大量のデータを保存する権利を持つことを意味します。当局から要請されれば引き渡される可能性も高いですが、当局はおそらく携帯電話会社から同等の情報を入手できるでしょう。
そしてその間、Facebookはさらに富を積み増していくのです。
その他の新情報は?
これらの変更の中で比較的朗報と言えるのは、広告設定の一元化です。あるデバイスで広告の設定を行えば、他のデバイスにも自動的に反映されるようになります。また、Digital Advertising Alliance(デジタル広告同盟)や、特定の国の参加企業向けの類似ツールを利用して、広告の表示設定を管理することも可能です。
あなたにできることは?
これらの規約に同意できない場合、実際に取れる手段は「Facebookの使用をやめる」ことだけです。具体的には、すべてのデバイスからFacebookアプリを削除し、あらゆる場所で「Facebookでログイン」機能を使わないようにし、連携ゲームをプレイした際に誤ってログインしないよう、Facebook上の連携アプリも削除しておく必要があります。
また、Facebookサイトガバナンス(Site Governance)セクションを通じて意見を述べたり、独自に条件交渉を試みたりすることもできますが、大きな効果は期待できないでしょう。
最後の選択肢はアカウントの完全削除です。ただし、すでに一定の規約に同意している以上、失った権利を取り戻すことはできません。しかも、1月1日以降にアカウントを削除しても、今回の変更に対しては手遅れとなります。
あなたはどうしますか?
今回の変更を受けて、Facebookの使用をやめますか?それとも、とっくにFacebookを使うのをやめましたか(あるいは最初から使ったことがありませんか)?それとも、こうした生活への新たな干渉を受け入れても構わないと思っていますか?
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