ネットショッピングで詐欺商品・偽物を見分ける7つのチェックポイント
部屋にいながらにして、地球の裏側にあるお店からスマートフォンや洋服を購入し、ボタンを数回押すだけで玄関先まで届けてもらえる——それがネットショッピングの魅力です。
しかし、この便利さには多くのリスクが伴います。オンラインストアに並ぶ何千もの正規品の中には、紛れ込んでいる詐欺商品があり、うっかり騙されてしまうのは簡単です。
ここでは、ネットショッピングで詐欺商品と正規品を見分けるための、実践的な7つのヒントを紹介します。
1. 製品名を検索して調べる
偽物を見抜く最も手軽な方法は、昔ながらのGoogle検索です。ある製品について不満を持った人がレビューやブログを書いていれば、検索結果に表示される可能性が高いからです。
まず製品名で検索し、次に名前の表記を変えながら何度か検索してみましょう。製品に関する情報がまったく出てこない場合は要注意です。実在しない製品か、でっち上げの名前である可能性があります。
検索するときは、製品名と販売業者の名前を一緒に入力するのがコツです。こうすることで検索結果をそのストアに絞り込めます。正規品の名前を借りて偽物を販売するケースもあるため、業者に詐欺の前科があれば、業者名を加えることで事情がはっきりするでしょう。
2. 逆画像検索を活用する
実在しない商品や偽物を出品する際、販売者はストック画像や他の業者の画像を流用することがほとんどです。逆画像検索を行えば、そうした手口を暴けます。
ECサイトで見つけた商品に怪しさを感じたら、次の2つの方法で確認できます。
1つ目は、商品画像やスクリーンショットをimages.google.comにアップロードする方法です。検索バーの右側にあるカメラアイコンをクリックし、ファイルアップロードの画面が表示されたら画像をアップロードして検索を開始します。
2つ目は、Chromeブラウザを使っている場合の方法です。画像を右クリックして「Googleレンズで画像を検索」を選択するだけで完了します。
Googleがストック画像サイトや他のECプラットフォームで同じ画像を見つけたら、それは危険信号です。ただし、それだけでは決定的な証拠にはなりません。卸売ブランドが小売業者にマーケティング用の画像を提供することもあるからです。それでも、流用された画像は常に疑ってかかるべきです。
スマートフォンのブラウザからimages.google.comにアクセスする場合は、カメラアイコンを表示するためにデスクトップモードへ切り替える必要があります。
業者が画像の代わりに商品動画を使っている場合でも、諦める必要はありません。動画の複数のシーンをスクリーンショットに撮り、逆画像検索にかけましょう。すでにネット上で使われていれば、他の使用例が見つかるはずです。
また、Berify、TinEye、Prepostseoなどは、Googleの画像検索に代わる専門ツールとして利用できます。
3. レビューを精査する
レビューは、製品を購入するかどうかを判断する上で大きな影響力を持ちます。小売業者もそれをよく知っているため、製品が正規品であろうと詐欺商品であろうと、レビューが高評価になるよう多額の時間とお金を投じています。
詐欺商品と本物を見分けるには、レビューの読み方を一度忘れて、学び直す必要があります。まず、総合評価を決して鵜呑みにしないこと。評価はブランドによって操作され、自社製品の宣伝に利用されることがあります。
レビューを読むときは、白黒はっきりした意見に注意しましょう。本物のレビューには通常、賛否が混在しており、良い点も悪い点も含まれています。製品をひたすら褒めちぎるだけのレビューは、おそらく偽物です。
同様に、詳細や深みのない表面的なレビューにも注意が必要です。本物のレビュアーは、製品を使用した具体的な経験を語ることが多く、実際に使ったからこそ得られる知識がレビューから感じられるはずです。
マーケティング用語だらけのレビューにも警戒を。誇大な表現に注目してください。モデムのレビューに「超爆速」「この世のものとは思えない稲妻のような速度」「比類なきデータ転送速度」などの表現が並んでいたら、偽物である可能性が高いです。
どんなに製品を気に入っていても、一般の消費者がそのような言葉遣いでレビューを書くことはまずありません。
危険信号だらけのレビューばかりなら、その製品は偽物か、宣伝文句ほどの品質ではない可能性が高いと判断しましょう。
4. 怪しい保証・返品ポリシーに注意する
詐欺が進行中のもう一つの兆候は、疑わしい保証・返品ポリシーです。数万円以上する製品なのに保証期間が極端に短い場合は、注意が必要です。高額な製品には、数週間より長い保証期間が付いているのが当然だからです。
同様に、偽物には怪しげな返品ポリシーが付いていることが多いものです。偽物を販売する業者は、不良品の返品期間を数日に制限するのが典型的です。さらに、返品時の送料を購入者負担にさせ、しかも送り先が海外の住所であるケースも少なくありません。
特定の製品カテゴリーの業界標準に沿っていない保証や返品ポリシーは、不正の兆候です。間違いなく避けるべきでしょう。
5. 常識外れの価格に警戒する
経験則として、「安すぎて信じられない」価格は、本当に信じられないものです。50ドルのロレックスには「詐欺」と書かれているも同然です。「割引」と表示されていても、希少な高級品の常識外れの格安取引は重大な警告サインです。
最善のケースでも、届くのは偽物です。場合によっては、商品自体が届きません。安さに釣られないようにしましょう。
6. 商品説明をよく読む
ときに、悪質な販売者は詐欺を隠れた場所ではなく、誰の目にも触れる場所に仕込んでいます。出品しているECプラットフォームのペナルティを避けるため、無関係な情報の合間に、販売している商品の「本当の説明」を巧みに紛れ込ませるのです。
商品画像にはスマートフォンが写っていても、実際に販売されているのはスマートフォンのケースやその他の部品、ということもあります。購入候補者をさらに誤誘導するため、業者は通常、価格を本物と思われる製品に近い水準まで引き上げつつ、つい支払ってしまいたくなる程度には安く設定します。
商品が自分の思っているものと一致しているかを確認するために、詳細な商品説明を読む時間を取りましょう。
また、偽物の中には文法ミスを含むものがあります。ルイ・ヴィトンが「Vitton」、ヴェルサーチェが「Vasache」などと表記されていたら要注意です。正規ブランドはそのような安っぽいミスをしません。
場合によっては、これらのスペルミスは単なる間違いではありません。意図的なものであり、通常はトラブル発生時に悪質な業者が自分を守るための手段です。業者は「ルイ・ヴィトン」ではなく「Vitton」を宣伝したのだと主張し、偽物を売りつけられたという消費者の申し立てを無効にしようとするのです。
7. 販売業者を調べる
悪質な業者は、ほぼ確実に偽物を販売しています。あるいは、商品を待たせたままお金だけを受け取るでしょう。いずれにせよ、悪質な業者を見抜くことができれば、その業者が販売する詐欺商品を避けられます。
偽ストアを見分ける一般的な方法は、発送元の国を確認することです。中国やマレーシアは良質な製品を数多く生産していますが、残念ながら、世界に流通する偽物の大部分もこれらの国が発信源です。
EUの報告書によると、米国、日本、EUに流通する偽造品の72%は中国から発送されています。中国発の荷物を一律にブラックリスト入りするのは賢明ではありませんが、取引の際にはより一層の注意を払うべきです。
販売者の所在地に加えて、業者をネットで検索し、詐欺としてフラグが立っていないか確認しましょう。Better Business Bureau(BBB)やTrustpilotは、ブランドの信頼性を確認するのに役立つ2つのサイトです。Google検索からも多くの情報が見つかります。
商品が届くまで警戒を怠らない
どこでネットショッピングをするにしても、商品が玄関に届くまでは、適度な警戒心を維持しましょう。購入したい製品とその販売業者が、すべてのチェックポイントをクリアしていることを確認してください。
オンライン業者はかなりの匿名性を享受しています。そのため、いざというときに返金を求めるのは困難です。そんな状況に自分を追い込まないためにも、警戒と疑いの目を持ち、安全に買い物を楽しみましょう。
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