オンラインショッピングで詐欺業者を見抜く5つのチェックポイント
オンラインショッピングを頻繁に利用しているなら、詐欺業者に出くわす可能性はかなり高いといえます。こうした業者は、偽物を売りつけるか、商品を一切届けずにお金だけを騙し取るか、どちらかです。
彼らは正規の業者と見分けがつかないよう運営を巧妙に設計しており、悪意に気づいたときにはすでに手遅れになっていることも少なくありません。Amazon、AliExpress、タオバオなど、あらゆるオープンなECマーケットプレイスで遭遇するおそれがあります。安全にネットショッピングを楽しむためには、悪質な業者特有のサインを見逃さないことが重要です。
以下では、オンラインショッピングで詐欺業者を見分けるための実用的なヒントを紹介します。
1. 発送元を確認する

業者の所在地は、詐欺被害に遭うリスクを判断するうえで大きな意味を持ちます。詐欺業者は世界中どこからでも活動できますが、国によっては詐欺業者の拠点になりやすい地域が存在します。
中国、トルコ、シンガポール、タイは、詐欺業者の温床としてよく知られています。中でも中国は特に悪名高く、Statistaの調査では、世界で流通する偽造品の最大の発源地とされています。全世界の偽造品のうち62.5%が中国発というデータもあります。
Amazonや、中国発のTaobao・AliExpressといったECマーケットプレイスは、悪質な中国系業者が紛れ込みやすい代表例です。
残念ながら、消費者の目を逸らすために、カナダやアメリカからの発送と偽る業者も存在します。取引の際には、実際の発送元が申告と異なる兆候がないか注意深く観察しましょう。不審な点があれば、細心の注意を払うか、注文自体をキャンセルすることをおすすめします。
とはいえ、リスクの高い国の業者を一律に排除するのは公平ではありませんし、現実的でもありません。これらの地域から発送される正当な業者も数多く存在します。大切なのは、リスクの高い国の業者と取引する際には一段と綿密な調査を行うことです。発送元だけで最終判断をするのは避けましょう。
2. SNSで販売者を調べる

多くの正規企業は、SNS上である程度の存在感を維持しようとしています。業者がSNSにまったく足跡を残していないなら、それは要注意のサインです。
Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、Pinterestなど、関連するSNSで業者を検索してみましょう。ページを訪れてスクロールし、フォロワーとの関わり方、投稿の頻度、寄せられるフィードバックの内容などを確認します。
理想をいえば、業者のSNSページは認証済みであることが望ましいのですが、大多数の正当な企業は認証を受けていません。認証マークがないからといって、必ずしも悪質なアカウントとは限りません。
フォロワー数も重要な指標です。フォロワーの多寡は人気次第で変わりますが、正当な企業であれば通常、相応のフォロワー数を持っているはずです。
FacebookなどのSNSでは、アカウントがいつから活動しているかを確認できます。業者のページがごく最近作られたばかりなら、それは危険信号です。古いアカウントの場合も、ビジネス用プロフィールとして最近転用されたものではないかをチェックしてください。
過去の投稿に、業者の事業と無関係な活動が見られる場合も、同様に警戒が必要です。
また、グローバルブランドの中には、国や地域ごとに個別のSNSページを運営しているケースがあります。これを悪用し、「地域公式ページ」を装う悪質なアカウントも存在します。ブランドのメインページから、正式な現地ページかどうかを確認しましょう。
3. 正規のウェブサイトを持っているか

見知らぬ業者と取引するときは、ECサイト上の商品ページ以外に実体があるかどうかを確認しましょう。まずは、業者がコーポレートサイト(公式ウェブサイト)を持っているかをチェックするのが良い出発点になります。
しっかりした事業者であれば、公式サイトを持っているのが一般的です。持っていない場合は要注意です。ただし、ウェブサイトの存在だけでは正当性の証明にはなりません。不正ビジネスを支えるためのサイトは簡単に作れるため、さらに踏み込んだ調査が必要です。
業者が独自サイトを運営し、そこでも販売している場合は、偽の通販サイトではないかを入念に確認してください。
ドメイン名は二重にチェックしましょう。有名ブランドの名前に似せて改変されたドメインは、特に厳しく精査すべき対象です。apple-iphones.net、cheap-versace.com、Guccioffers.comのような名前がその典型例です。また、.tk、.ml、.ga、.cf、.gqで終わるドメイン名にも注意が必要です。正当な企業のほとんどは、こうしたドメインを避けます。
さらに、サイト内の「会社概要(About Us)」ページを探して読み込みましょう。内容が独創的でプロフェッショナルな印象かどうかに注目してください。創業者や従業員への言及があれば、それは良いサインです。可能であれば、その人物たちの評判をオンラインで調べてみると、より確実性が増します。
4. 実体のあるオフィスを持っているか




家電やファッション雑貨など実物の商品を扱う業者なら、本来は物理的な拠点(オフィス)を持っているはずです。業者の住所を、ショップページ、SNSアカウント、コーポレートサイトなどで調べてみましょう。
すべての住所が一致していることを確認してください。同じ業者なのに複数の異なる住所が見つかる場合は、より詳しく調査する必要があります。オフィスの住所が見当たらない場合は、返品ポリシーのページに記載されている返送先住所を確認してみてください。
住所が確認できたら、Googleマップに入力してストリートビューを表示してみましょう。映し出されたのが普通の民家や荒廃した建物だった場合、それは危険信号です。
5. ウェブ上やレビューサイトで評判を調べる




Trustpilot、Reviews.io、Better Business Bureau(BBB)などのレビューサイトでは、一般ユーザーが投稿した企業レビューを閲覧できます。気になる業者をこれらのサイトで検索し、世間の評価を把握しましょう。
ただし、レビューサイトも万能ではありません。企業側が仕組みを操作して評価を水増ししているケースもあります。極端に片寄ったレビューばかり並ぶ企業には注意してください。悪質なビジネスに正当性を持たせるための偽レビューの可能性があります。
業者を調べるときは、それを運営する会社の設立年数にも注目しましょう。最近設立されたばかりで、一般からのレビューがほとんどない会社は、慎重に対応すべきです。
少しの手間を惜しまず、必ず調査を
業者を調べる時間は面倒に感じるかもしれません。しかし、この記事のポイントを一通り確認するのに必要なのは、ほんの数分です。特に、絶対に失敗できない重要な購入を予定しているなら、その手間は十分に価値があります。
鉄則として、常に警戒心を保ち、十分な調査を終えるまでは、どんな業者も信用しないことです。
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