Google Sensorvaultが警察にあなたの位置情報を渡すのを防ぐ方法

2015年6月23日、あなたはどこにいましたか?思い出せませんか?もしその時Androidスマートフォンを持っていたなら、Googleはおそらく覚えています。そして、もし犯罪現場の近くにいたなら、GoogleはSensorvaultに保存されたあなたの情報を捜査当局に提供する可能性があります。
Sensorvaultとは?
Sensorvaultとは、Googleが管理している位置情報履歴のデータベースです。Googleアプリでは「ロケーション履歴」はデフォルトで無効に設定されていますが、有効にするよう求められたことがあるはずで、多くのユーザーはそのまま同意して有効にしています。
GoogleはGPSやその他の位置情報をもとに、あなたの移動のタイムラインを記録しています。このデータは、よりパーソナライズされた検索結果やおすすめ情報を提供するために収集されているものであり、決して新しい話ではありません。Googleは何年も前からこれを行ってきました。
しかし近年、位置情報履歴の新たな用途が注目されるようになりました。
ジオフェンス令状とは

従来、警察などの捜査機関は、犯罪捜査の過程で特定のユーザーのモバイルアカウントへのアクセスを求める令状を取得していました。ところが現在では、特定の場所のみを指定した令状、いわゆる「ジオフェンス令状」や「逆位置情報令状」と呼ばれるものが使われ始めています。この種の命令を提示されると、GoogleはSensorvaultを検索し、犯罪発生時にそのエリア内にいたすべてのデバイスを特定します。
これまで法執行機関がジオフェンス令状を発行した相手はGoogle以外にありません。Appleはこの種の情報を追跡する能力がないと主張しており、携帯電話会社にもこうした情報を簡単に照会できるデータベースは存在しないためです。
ただし、iPhoneなど他のデバイスを使っているからといって、自分には関係ないと考えるのは早計です。GoogleマップをはじめとするGoogleアプリを使用していれば、Sensorvaultはあなたの情報も保存しています。
では、ジオフェンス令状の検索範囲内にあなたのデバイスが含まれていた場合、何が起こるのでしょうか?
まず、Googleはそのエリアにいたデバイスのリストを、匿名の識別番号で保護した形で法執行機関に提供します。警察はこれらのデバイスの位置や移動経路を分析し、さらに詳しく調査すべき対象かどうかを判断します。
次に、警察は絞り込んだ少数のデバイスについて詳細な情報を要求することがあります。するとGoogleは、検索範囲の外側やより広い時間帯におけるスマートフォンの位置などを含む、より詳細なデータを提供します。
最後に、リストが犯罪との関連が疑われるごく少数のデバイスまで絞り込まれると、Googleは該当アカウントに紐づいた氏名やメールアドレスなどの個人情報を開示します。
ロケーション履歴をオフにする方法
GoogleがSensorvaultに保存するのは「ロケーション履歴」由来の位置データのみです。「ロケーション履歴」をオフにすれば、この情報がデータベースへ転送されるのを防げます。なお、これはGoogleアプリがインストールされたiPhoneを含む、あらゆるデバイスに当てはまります。
なお、「ウェブとアプリのアクティビティ」という別の項目にも位置情報が保存されることがありますが、これは「ロケーション履歴」の一部ではないため、Googleが法執行機関に提供する情報には含まれません。
パソコンで設定する場合
パソコンを使うのが、アカウントのロケーション履歴を無効化する最も簡単な方法です。
- ブラウザでGoogleのアクティビティ管理ページを開きます。
- 複数のGoogleアカウントをお持ちの場合は、操作したいアカウントでログインしていることを確認します。
- 「ロケーション履歴」の下にある「タイムラインを表示」をクリックします。

- デバイスの移動履歴を示す地図が表示されます。
- 地図の下に、ロケーション履歴を管理するオプションがあります。

- このページでロケーション履歴のオン/オフを切り替えられます。
- 「ウェブとアプリのアクティビティ」もオフにしたい場合は、「アクティビティ管理」のリンクをクリックします。
- すべてのロケーション履歴を削除したい場合は、地図の右下付近にある歯車アイコンをクリックし、削除オプションを選択します。

スマートフォンで設定する場合
モバイルデバイスでロケーション履歴を無効化する手順は以下の通りです。
- 「設定」を開きます。
- 「Google」をタップします。
- 「Googleアカウント」をタップします。
- 「データとプライバシー」を開きます。
- 「アクティビティ管理」をタップします。

- 「ロケーション履歴」を選択します。
- 「アクティビティを管理」をタップします。
- アカウントにログインしてタイムラインを確認する画面に移動します。最初のページに履歴を削除するオプションがあります。
Sensorvaultにロケーション履歴を残さないようにするのは簡単ですが、その分、現在享受しているGoogleのパーソナライズ機能の精度は低下します。この問題を重く見て「ロケーション履歴」を無効化するかどうかは、最終的にはあなた自身の判断次第です。
もちろん、あなたが法律を守る市民であれば、違法行為に関与することはないでしょう。それでも、Sensorvaultの存在により、いつか偶然犯罪現場の近くに居合わせただけで容疑者として疑われるリスクはゼロではありません。一方で、たまたま現場にいたことで事件解決につながる有益な証言ができ、捜査に協力できる可能性もあるのです。
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