プライバシーを徹底保護!今すぐ使いたい最も安全なメールサービス12選

現代のインターネットは、巨大企業や各国政府による監視、そして「14アイズ(Fourteen Eyes)」と呼ばれる国際的な情報共有ネットワークが蔓延る世界となっています。(ご存じない方は、ぜひ一度調べてみてください!)犯罪者でなくても、自分のメールを盗み見られたくないと考えるのはごく自然なことです。しかしその安心を確実にするには、プライバシーを最優先に据えたメールサービスを選ぶ必要があります。
幸い、こうしたプライバシー重視のサービスは年々増えていますが、その中でも「仮に政府から命令を受けてもユーザーデータを盗み見できない」レベルのものを見極めることが重要です。ここでは、高いセキュリティとプライバシー保護を兼ね備えた、編集部イチオシのメールプロバイダーを12個ご紹介します。
1. Criptext(クリプテキスト)
強力な暗号化プロトコルへのこだわり、広告なしの快適な環境、そして「データはユーザーの手元に」という揺るがない姿勢が特徴の、比較的新しいメールサービスです。Gmail好きの方にも朗報で、Googleサービスでおなじみの洗練されたマテリアルデザインを思わせるUIを採用しています。

Criptextはデスクトップクライアント方式を採用し、リモートサーバーでの保存を行いません。この仕組みゆえにセキュリティは非常に高く、裁判所命令によってデータが当局に引き渡される事態は事実上起こり得ません。
送信メールはエンドツーエンドで暗号化され、メールデータの収集も行われず、Gmailのように暗号鍵を管理されることもありません。ただし注意点として、プライバシーポリシーには、デバイスOSやサービスアクセス前に閲覧したサイトなどの情報を記録「する場合がある」と明記されています。完璧ではありませんが、それでも非常に高い水準と言えます。
2. Hushmail(ハッシュメール)
Web・モバイル・デスクトップに対応した老舗のメールクライアントで、長い歴史がありながら時代とともに進化を続け、優雅なインターフェースの中に要塞級のセキュリティ機能を詰め込んでいます。Hushmail自身でさえメールの内容にアクセスできず、すべての通信は暗号化パスワードで保護されています。

GmailやOutlookなど他社サービスのユーザーにも2048ビット暗号化メッセージを送信でき、OpenPGPなど一般的な暗号化方式を使う相手とも連携可能です。スパムフィルタリング、ブラックリスト、匿名性オプションも充実しており、身元を隠すための無制限のメールエイリアスも用意されています。
残念ながら現在は無料版が廃止されましたが、14日間のトライアルで自分に合うか試すことができます。完全広告なしで、10GBのストレージ容量も付いています。
3. SCRYPTmail
このプライバシー特化型プロバイダーの最大の特徴は「フロントエンド暗号化」。平文(未暗号化)の情報がネットワーク上に一切流れない仕組みです。

SCRYPTmailはメタデータまですべて暗号化しており、万一データベースが侵害されても安全性が保たれます。PGP標準の鍵交換、二要素認証などのおなじみの機能も備えています。
懸念点は、サーバーが米国に所在するため、米国の裁判所命令やNSAによる監視の対象になり得ることです。ただし、世界各地へのサーバー増設計画もあるようです。
4. Disroot(ディスルート)
プライバシー重視の新興サービスには慎重になるべきですが、Disrootはここ数年で、独立系の暗号化メールサービスとして確固たる地位を築きました。

Disrootは広告なし、トラッキングなしで、住所などの個人情報を聞き出そうともしません。ブラウザベースのクライアント「Rainloop」は見た目も操作性も良好で、その外観の下にはオープンソースの堅牢なGPG暗号化が組み込まれています。
さらに提携先も申し分なく、Nextcloudによる安全なクラウドストレージや、EtherPadによるクラウドワードプロセッサも提供しています。
5. TorGuard(トーガード)
最高峰のVPNの一つを手掛けるあの企業が、メール部門でも実力を発揮しています。

TorGuard Emailでは、PGP暗号化(サーバーサイドであり、エンドツーエンドではない)と、ウクライナのハードウェア上に設置されたメールシステムを利用できます。受信箱からメールを削除すれば、そのメールは永久に消え去ります。
同社はメール利用状況を一切トラッキングしないことを約束しており、裁判所命令なしに政府機関や第三者と情報を共有することもありません。
6. Runbox(ランボックス)
超セキュアなメールプロバイダーとしては知名度こそ高くありませんが、匿名性が重要なこの分野では、むしろそれが強みかもしれません。Runboxはあらゆる段階で情報を守る安全策を講じており、メール送信時には常に暗号化された接続が使用されます。サーバー上のデータ自体は暗号化されませんが、個人情報が憲法で保護されているノルウェーの金庫に厳重に保管されています。

追加の匿名性のため、年間プラン(最安20ドル)はBitcoinでの支払いが可能です。2種類の二要素認証に対応し、外部トラッキングCookieも存在しないため、広告主と結託してデータを収集することはありません。
また、送信者と受信者の双方が暗号鍵を生成する形式のPGP暗号化オプションの統合も進められています。
7. Mailfence(メールフェンス)
Mailfenceは、他のサービスとはひと味違うアプローチでプライバシーを実現します。OpenPGP公開鍵暗号方式を採用し、受信者と共有する鍵に基づくエンドツーエンド暗号化を提供します。この機能は任意なので、日常のメールごとに面倒な手続きは不要です。

暗号化により、Mailfence側がメールの中身を見たりスキャンしたりすることはできません。カレンダー、クラウドストレージ、コラボレーション機能も備え、スノーデン事件をきっかけに、オンラインプライバシーの権利に情熱を燃やす開発者たちによって生まれたサービスです。
余談ですが、公式サイトで「安全でプライベートなメールサービス」が必要かと聞かれ、「いいえ」をクリックするとGmailへリダイレクトされるという、Googleへの心憎い皮肉が仕掛けされています。
8. ProtonMail(プロトンメール)
ProtonMailはこのリストで最も高い評価を誇る一つです。Forbes誌は「NSAがアクセスできない唯一のメールシステム」と評しました。サーバーはスイスに所在するため、米国政府が強制的に閉鎖させたり情報提出を命じたりすることはできません。さらにメールはエンドツーエンドで暗号化され、傍受・解読は不可能。IPアドレスも記録しないため、真の匿名性が得られます。

アカウント作成は無料で、より多くの機能が必要になればプレミアムへアップグレードできます。
9. Tutanota(トゥタノータ)
Tutanotaは完全オープンソースの無料メールサービスで、Tutanota非利用者でも暗号化メールに安全に返信できる機能まで備えたエンドツーエンド暗号化を提供します。受信者は、双方が事前に合意したパスワードを入力しない限り、件名・添付ファイル・本文を閲覧できません。

無料アカウントでは1GBのストレージが使えます。月額わずか1ユーロのプレミアムにアップグレードすれば、最大5つのエイリアス追加と独自ドメインの設定が可能に。Android・iOS向けアプリも提供されています。
10. Posteo.de(ポステオ)
Posteo.deはベルリン拠点のサービスで、ユーザーのプライバシー保護において高い評価を得ています。無料ではありませんが、POP3・IMAP対応の2GBストレージ付きプランが月額1ユーロから提供されています。二要素認証に対応しているため、パスワードが漏洩しても不正アクセスを防げます。登録時に個人情報は一切不要で、銀行振込・現金・PayPalによる匿名支払いにも対応しています。

11. Kolab Now(コラブナウ)

Kolab Nowもオープンソースのメールサービスで、ProtonMailと同様にサーバーがスイス国内で完全に管理されているため、プライベートデータが収集されることはありません。特に機密性の高い情報をメールで扱う中小企業向けのサービスです。個人向けアカウントは月額4.99ドルからの2プランを用意し、統合メモアプリ、メールタグ付け、連絡先・カレンダー、共有フォルダなどの機能も充実しています。
12. CounterMail(カウンターメール)

CounterMailは独自機能を多数備えたトップクラスのメールサービスです。4096ビット鍵によるOpenPGP暗号化プロトコルでデータを保護し、エンドツーエンド暗号化にも対応。さらに、専用USBキーを挿さないとアカウントにアクセスできない「セキュアUSBキー」オプションも提供しています。Linux・macOS・Windowsに対応し、IMAPサポートもあるため、お好みのメールクライアントの利用も可能です。1週間の無料トライアル後は月額6.33ドルから利用できます。
まとめ
メールに高いレベルのプライバシーが必要なら、上記のどのサービスもデータ保護において優れた評判を持っています。これらのサービスが優れている最大の理由は、仮に政府が何らかの理由で情報を求め、企業が引き渡さざるを得なくなったとしても、その強固な暗号化システムを突破することは事実上不可能だという点にあります。自分の用途と予算に合ったサービスを選び、デジタルライフのプライバシーをしっかり守りましょう。
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