USBメモリ1本でOK!RetroPieにROMを転送する方法を徹底解説

ラズベリーパイ(Raspberry Pi)は、DIY愛好家を虜にしている小型のシングルボードコンピュータです。ラズパイで挑戦できるプロジェクトは無数にありますが、その中でも特に人気が高いのがレトロゲームです。オープンソースプロジェクト「RetroPie」のおかげで、ラズパイを万能ゲームエミュレータに変身させるのは驚くほど簡単になりました。
RetroPieのセットアップ自体は非常に簡単ですが、残念ながらゲーム(ROM)は最初からインストールされていません。では、どうやってROMをラズパイに転送すればよいのでしょうか?方法はいくつかありますが、最も手軽なのが普通のUSBメモリを使う方法です。
ROMとは?
豆知識:ROMは「Read-Only Memory(読み出し専用メモリ)」の略称です。簡単に言えば、ROMとはゲームのデジタルコピーのことです。ゲームROMの合法性については議論のある曖昧なテーマであり、本記事では深く踏み込みません。そのため、ROMの入手方法や入手先についてもご紹介しません。

ROMがすでに手元にあるなら、次はそれをRetroPieに読み込ませる番です。以下の手順に従えば、あっという間に子供時代の名作ゲームを再び楽しめるようになります!
RetroPieへのROM転送方法
RetroPieが動作するラズパイにROMを転送する方法は3つあります。Samba(ファイル共有)、SFTP(Secure File Transfer Protocol)、そしてUSBです。この中でUSBが最速かつ最も簡単な方法と言えるでしょう。また、インターネットに接続できないラズパイ(Pi Zeroなど)の場合、USBが唯一の現実的な選択肢となります。技術的には、セルフパワーのUSBハブとUSB Wi-Fiアダプターを組み合わせればインターネット接続も可能になり、SambaやSFTPでの転送も行えますが、このガイドではシンプルに、ネット接続なしでROMを転送する方法に焦点を当てて解説します。

USBメモリをFAT32でフォーマットする
ROMをラズパイに転送する前に、まずUSBメモリをFAT32形式でフォーマットする必要があります。ドライブの再フォーマットは必ずデータ消失につながるため、使用するUSBメモリに失いたくないデータが入っていないことを必ず確認してください。さらに、使用中に点滅するインジケーターライト付きのUSBメモリを使うことをおすすめします。必須ではありませんが、後の工程で進行状況を確認できて非常に便利です。
Windows PCの場合
USBメモリをPCに挿し、エクスプローラーを開きます。左側のパネルからUSBメモリを見つけて右クリックし、メニューを表示します。「フォーマット」をクリックすると、いくつかのドロップダウンメニューがあるウィンドウが表示されます。上から2番目の「ファイルシステム」の矢印をクリックし、「FAT32」を選択します。最後に下部の「開始」ボタンをクリックしてフォーマットを実行しましょう。

Macの場合
USBメモリをMacに挿し、「ディスクユーティリティ」を開きます。「アプリケーション → ユーティリティ → ディスクユーティリティ」の順にたどるか、Spotlightで「ディスクユーティリティ」と検索しても起動できます。ディスクユーティリティが開いたら、左側のパネルでUSBドライブを選択します。OS X Yosemite以前のバージョンでは「消去」タブをクリックし、ドロップダウンボックスから「MS-DOS(FAT)」を選択して「消去」ボタンを押します。El Capitan以降では「消去」ボタンをクリックし、「MS-DOS(FAT)」を選択して、もう一度「消去」ボタンをクリックします。

FAT32でフォーマットできたら、USBメモリのルート直下に新しいフォルダを作成します。フォルダ名はすべて小文字で「retropie」としてください。大文字が混ざると認識されないので注意が必要です。

ROMフォルダ構成を自動作成する
USBメモリを取り外します(安全な取り外しが基本ですが、強引に引き抜く猛者の方はご自由に)。まだRetroPieをSDカードに書き込んでいない場合は、先に済ませておきましょう。
RetroPieを起動したラズパイに、フォーマットしたばかりのUSBメモリを挿します。すると、RetroPieが各エミュレータ名のフォルダを自動的に作成してくれます。USBメモリのインジケーターライトが点滅を止めたら完了の合図です。ライトがない場合は、コーヒーでも淹れて一息つきましょう。戻ってくる頃には作業は終わっているはずです。完了したらUSBメモリをラズパイから取り外し、PCに挿し直します。
ROMを追加する
USBメモリをPCに挿し直すと、先ほど作成した「retropie」フォルダの中に「roms」というサブフォルダが自動的に生成されていることがわかります。このフォルダの中には、RetroPieが対応するすべてのゲーム機に対応したフォルダが格納されています。

ROMを追加するには、該当するゲーム機/エミュレータのフォルダにドラッグ&ドロップするだけです。注意点として、.zip形式のままでよいのはMAMEのROMのみです。それ以外のROMは、追加する前に必ず解凍しておいてください。
また、セガジェネシス(メガドライブ)のROMは「megadrive」フォルダに、PCエンジン(TurboGrafx 16)のROMは「pcengine」フォルダに入れる必要があります。フォルダ名を間違えるとゲームが認識されないので、慎重に確認しましょう。
ROMをラズパイに転送する
いよいよ大詰めです。USBメモリをPCから取り外し、ラズパイを起動してUSBメモリを挿します。RetroPieが自動的にUSBメモリからSDカードへROMをコピーしてくれます。
処理にかかる時間はROMの数によって異なります。インジケーターライト付きのUSBメモリを使用していれば、ライトの点滅が止まった時点で完了です。ライトがない場合は、PCからUSBメモリへの転送にかかった時間を目安に、余裕を持って少し多めに待つのが安全です。

コピーが完了したら、EmulationStationを再起動します。USBメモリを取り外し、キーボードを接続してください。キーボードのF4キーを押すと、EmulationStationが再起動します。再起動が終われば準備完了。さっそくお気に入りのゲームを楽しんでください!

あなたのお気に入りのラズパイ活用プロジェクトは何ですか?ぜひコメント欄で教えてください!
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