今ゲーミングPCを自作するのはおすすめできない?その理由を徹底解説
現在、ゲーミングPCを自作することは、正直あまり得策とは言えません。あらゆるパーツの価格が高騰しており(いつ下がるかは誰にもわかりません)、さらに新製品の登場も目前に迫っています。価格は下がるどころか上昇の一途をたどっており、高い需要と低い供給という経済的な要因が、手の届かない価格帯を作り出しているのです。
1. 異常なまでに高騰するGPU価格

近年の暗号資産(仮想通貨)ブームの再燃により、グラフィックボードの価格は天井知らずに跳ね上がりました。GPUはマイニングに利用できるため、ローエンドモデルを除き、ほぼすべてが法外な値段で取引されています。実際、もし押し入れで埃を被っているGPUをお持ちなら、今こそ売り時かもしれません。発売から1年経過したカードが定価(MSRP)を上回る価格で売られており、適正価格で出品されたものは瞬く間に売り切れてしまいます。一部の販売店では、購入枚数を厳しく制限したり、「ゲーマー限定」ポリシーを設けたりと、思い切った対策が講じられています。
法外な価格に加え、市場には大きな変動要因もあります。もし暗号資産のバブルが弾ければ、状況は多少改善されるでしょう。しかし、年初のビットコイン価格の下落は、GPU価格にすぐさま影響を与えることはありませんでした。
2. 高騰するDDR4メモリの価格

メモリがゲーミングPCのパフォーマンスに与える影響については、長年議論されてきました。しかし、「高速なメモリほどパフォーマンス向上につながる」「ゲーマーなら少なくとも16GBは確保したい」という点については、ほぼ共通認識となっています。つまり、ゲーミングPCを組むなら、予算内で手に入る最速のRAMを選びたいところです。
残念ながら、現時点では「どのDDRメモリも買えない」という状況かもしれません。最新のDDR4メモリは、多くのゲーマーにとって手が出ないほど高額化しています。スマートフォン業界での極めて強い需要により、OEMメーカーはモバイルデバイス向けのDDR4を大量に生産しており、デスクトップ用DDR4に割ける生産能力は相対的に逼迫しています。その結果、供給不足の中で、価格は下がるどころか上がり続けているのです。
中国で新しい製造拠点がまもなく稼働するという噂もありますが、成果がいつ実るかは未知数です。さらに悪いことに、より低速で供給量の多いDDR3メモリまでもが価格急騰しており、発売時の定価の2倍に達する勢いを見せています。
3. 製品のライフサイクルと新製品の登場

価格の高騰を別にしても、私たちは今、ゲーミングハードウェアの大きな岐路に立っています。既存の製品は世代交代の時期を迎えており、輝かしい新型製品がその座に就こうとしているのです。
AMDの第2世代Ryzenプロセッサの登場は目前に迫っており、2018年3月〜4月に発売されるとうわさされています。それに合わせて対応マザーボードも続々と登場し、Intelも対抗して価格戦略を見直す可能性があります。IntelのCoffee Lakeプロセッサはすでに発売済みですが、マザーボードメーカーによる豊富なラインナップの展開はやや遅れており、最新チップに対応した製品が今後さらに増えていくと見られます。また、NVIDIAも3〜4ヶ月以内にGeForce 20xxシリーズのグラフィックボードを発表する準備を進めています。
春の終わりから初夏まで待てば、最新のプロセッサ、マザーボード、グラフィックボードの中から自由に選べるようになるはずです。
結論:忍耐が鍵
PC自作派の皆さんへのアドバイスはこうです。まず数ヶ月待ち、新製品が市場(そして自分の欲求)にどんな影響を与えるかを見届けましょう。近いうちに価格が下がるかどうかも判断できます。では、どうしても待てない人はどうすればよいのでしょうか? 何らかの事情で今すぐゲーミングPCが必要なのであれば、CPUとマザーボードがセットになったお買い得なBTO(完成品)マシンやバンドル商品をチェックしてみてください。
BTOゲーミングPCは、パーツ単体の価格変動の影響を受けにくい傾向があります。NewEggやMicro Centerなどの販売店は、マイニング用途の買い占めを避けたいゲーマー層を取り込むため、主要パーツをまとめたバンドル販売を展開しています。こうしたお得なセットを活用すれば、比較的手頃な価格で満足度の高いマシンを手に入れられるかもしれません。ただし、待つ余裕があるなら、やはり待つのが賢明です。
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