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Windows Vistaはゲームに適しているのか?次世代ゲーミングプラットフォームとしての魅力を徹底解説

「Windows Vistaはゲームに向いているのか?」——この質問を筆者はよく受けます。当初、この記事のタイトルもそのまま使う予定でしたが、あえて変更することにしました。というのも、好むと好まざるとにかかわらず、Windows Vistaは今後確実に普及し、いずれWindows XPに取って代わる存在だからです。それならば、「Vistaはゲームに適しているか」を議論するよりも、「なぜVistaがXPを置き換え、次世代のゲームプラットフォームになっていくのか」を考える方がはるかに有意義です。

数十億ドル規模のゲーム産業を見渡せば、その9割のゲームがWindows向けに設計されていることがわかります。この事実から最大の恩恵を受けているのは言うまでもなくMicrosoftです。自社の最新OSをゲームに不向きなものにするのは、Microsoftにとって愚策以外の何ものでもありません。

実際、Vistaを詳しく調べてみれば、ゲームを強く意識して作られたOSであることは一目瞭然です。以下、その理由を5つのポイントに分けて紹介します。

1. DirectX 10

何よりも見逃せないのが、Vistaに搭載された最新技術「DirectX 10」です。これは今後のゲームデザインを大きく変える存在と言えます。MicrosoftはDirectX 9のアーキテクチャを捨て、DirectX 10をゼロから再構築しました。新しいシェーダーモデルにより、ゲーム開発者はより高品質なグラフィックスを持つゲームを作れるようになっています。

さらに、DX10は仕様が厳密に定義されているため、ハードウェア間の一貫性が大幅に向上しました。これにより、開発者はハードウェアとの互換性を気にすることなく、実装したい機能そのものに集中できるようになります。

加えて、DX9と比較してDX10はリソース管理やCPUとGPU間の負荷分散にも優れています。グラフィックス処理の多くがGPU側へオフロードされるため、CPUへの負荷を増やすことなく、より高速なゲームパフォーマンスを実現できるのです。

2. ゲームエクスプローラー(Game Explorer)

Windowsユーザーなら、ファイルやデータを手軽に管理できる「エクスプローラー」はお馴染みでしょう。また、Windows 98以来OSに組み込まれてきたInternet Explorerもあります。そしてVistaでは、新たに「ゲームエクスプローラー」が搭載されました。これにより、ユーザーはゲームを簡単に管理できるようになります。インストール、整理、起動、削除といった操作をすべてゲームエクスプローラー上で完結でき、さらにパブリッシャーや開発元、公式サイトのURL、レーティングなどのゲーム関連情報も表示可能です。

3. 「Games for Windows(GFW)」ブランド認定

Vistaの登場以降、Microsoftは「Games for Windows」ブランドの展開に力を入れています。GFWタグを取得するには、ゲームが以下の基準を満たす必要があります。

  • 品質: Microsoftのパフォーマンスおよび信頼性基準に合格しなければなりません。
  • 互換性: XPとVistaの両方で動作し、32ビット版・64ビット版の両エディションに対応する必要があります。さらに、Xbox 360コントローラー(Xbox 360 ワイヤレス ゲーミング レシーバー for Windowsを含む)への対応や、ワイド画面解像度のサポートなども求められます。
  • 安全性: Vistaの保護者による制限(ペアレンタルコントロール)機能に対応し、親が子供のプレイするゲームの種類を細かく管理できるようにしなければなりません。
  • プレイのしやすさ: インストール、検索、アンインストールが簡単であること、そしてゲームエクスプローラーへの統合が必須となります。

4. Games for Windows LIVE

GFW LIVEは、Xbox 360の「LIVE」サービスを拡張したものです。Xbox 360とWindows Vistaプラットフォーム間の相互接続を実現し、VistaのゲーマーがXbox 360のゲーマーとリアルタイムで対戦できるようになります。

5. Xbox 360コントローラーのネイティブサポート

VistaはXbox 360コントローラーをネイティブサポートしており、ユーザーはより多彩なコントローラーから選べるようになりました。Xbox 360コントローラーをPCのUSBポートに差し込むだけで、すぐに使い始められます。新アクセサリーとして「Xbox 360 ワイヤレス ゲーミング レシーバー for Windows」も登場しました。これを使えば、Xbox 360ワイヤレス コントローラー、ワイヤレスヘッドセット、ワイヤレス レーシング ホイールをPCに接続できます。

まとめ

Vista発売当初は、DX10対応のグラフィックカードもDX10対応のゲームも一つも存在していませんでした。だからこそ、Vistaをゲームプラットフォームとして使うことへの不安や議論が多かったのです。しかし、NVIDIAとATIによるDX10対応グラフィックカードの登場、そして『Crysis』や『Company of Heroes』といったDX10世代の新作ゲームの登場により、Vistaでのゲーミングはようやく本格的に幕を開けたところなのです。

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