Raspberry PiにFydeOSをインストールする方法【必要なものから手順まで解説】

FydeOSは、中国市場向けに開発されたクラウドドリブン型のOSです。Chromium OSのクラウドコンピューティングモデルをベースとしており、ブラウザ中心の設計が特徴です。そのため、Raspberry Piのような処理能力が限られたデバイスとの相性が非常に良いのが魅力です。クラウドアプリを中心に動作する仕組みなので、動作中のデバイスへの負荷も最小限に抑えられます。
この記事では、Raspberry PiにFydeOSをインストールする具体的な手順と、インストール後の基本的な使い方について詳しく解説します。
準備するもの
インストール作業を始める前に、以下のものを揃えておきましょう。
- Raspberry Pi 3B/3B+ または Raspberry Pi 4B
- ディスプレイ
- Raspberry PiとディスプレイをつなぐHDMIケーブル
- キーボードとマウス
- 8GB以上のmicroSDカード
- microSDカードリーダー
- お使いのRaspberry Piに対応したディスクイメージ(Raspberry Pi 3用と4用でそれぞれ別のイメージが提供されています)
- PC
- Raspberry Pi Imager(macOS・Windows・Linuxに対応した公式ツール)
また、安定したインターネット接続も必須です。Wi-Fi経由でも、Raspberry Pi本体のEthernetポートを使っても接続できます。
FydeOSのインストール手順
必要なものが揃ったら、microSDカードへディスクイメージを書き込んでいきます。手順は以下の通りです。
1. microSDカードをPCに接続し、Raspberry Pi Imagerを起動します。
2. お使いのRaspberry Piのモデルに合ったOSイメージを選択し、書き込み先のmicroSDカードも指定します。
3. 「WRITE」ボタンをクリックし、書き込みが完了するまで待ちます。

4. 書き込みが完了したら、microSDカードをRaspberry Piに挿入して電源を入れます。
これだけで完了です。思っているよりもずっと簡単に、Raspberry PiへFydeOSをインストールできます。
Raspberry PiでFydeOSを使ってみよう
初回起動には時間がかかるため、焦らず待ちましょう。起動が完了したら、キーボードレイアウトの選択などの初期設定を行い、早速FydeOSを試してみてください。Chromebookほどの速度は期待できませんが、日常的な操作には十分耐えうる快適さがあります。わずか50ドル程度のデバイスとしては、かなり優秀なパフォーマンスと言えるでしょう。

初回起動直後のデスクトップはとてもシンプルですが、デスクトップ上で右クリックすれば、壁紙の変更や下部パネルの位置調整、パネルの自動非表示設定などを簡単に行えます。

初期状態では、Chromiumブラウザ、Chromiumウェブストア、ファイルマネージャー、Chromebook復旧ユーティリティ、Pocketサイトへのショートカット、AirDroid、カメラアプリ、設定アプリ、音声検索マネージャーなどがプリインストールされており、すぐに使い始められます。

画面下部パネルの右下にあるWi-Fiアイコンのエリアをクリックすると、Wi-Fi設定の変更、サインアウト、デバイスの電源オフ、Bluetoothのオン/オフ、通知のオン/オフ、画面ロック、音量調整、画面の明るさ調整など、さまざまな操作にアクセスできます。
まとめ
総じて、FydeOSは軽めのウェブブラウジング用途でRaspberry Piを活用したい方にとって、非常に有力な選択肢です。Chromebookほどの速さはありませんが、低コストで目的をしっかり果たせます。さらに、現在も活発にメンテナンスが続けられている数少ないChromiumフォークの一つである点も見逃せません。Chromium OSフォークを試してみたいと思っていて、手元にRaspberry Pi 3/4があるなら、FydeOSは間違いなく一度試してみる価値のあるOSです。
なお、別の選択肢として、ChromebookにインストールできるLinuxディストリビューション「Gallium OS」を検討してみるのもおすすめです。
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