PCをBluetooth対応にする方法|USBドングルとPCIeカードの選び方

多くのPCにはBluetoothが標準搭載されていますが、特に古いモデルでは搭載されていないケースも少なくありません。また、古いPCの場合、使用したいデバイスが必要とするBluetoothのバージョンに対応していないこともあります。そんなとき、新しいPCへの買い替えに頼らなくても、Bluetoothアダプターを購入すれば、手軽かつ低コストでPCをBluetooth対応にできます。
主な選択肢は2つ
PCをBluetooth対応にする方法は、大きく分けて2つあります。最も簡単なのがBluetoothドングル(USBアダプター)です。小型のUSBアダプターで、挿し込むだけで自動的にドライバーがインストールされるものがほとんどです。一般的なUSBメモリと同じくらいのサイズのものから、USB端子部分より少し大きい程度の超小型タイプまで、さまざまな製品が販売されています。

空きUSBポートさえあれば問題なく使用できます。最も一般的なのはUSB-Aタイプですが、USB-Cポートしか備えていないPC向けに、USB-Cタイプの製品も存在します。基本的にはハブ経由ではなくPC本体に直接挿入する必要がありますが、例外もあります。
もうひとつの選択肢がBluetooth PCIeカードです。多くの場合、これは無線LAN機能にBluetooth機能を兼ね備えたカードで、既存のワイヤレスカードを置き換える形になります。ただし、古いPCであれば、より高性能な無線カードへのアップグレードになるため、むしろ好都合と言えるでしょう。このカードはPC内部の空きスロットに装着して使用します。

ノートパソコンにBluetoothを追加したい場合は、コンパクトで取り付けも簡単なドングル一択です。
機能面で確認すべきポイント
最も重要なのはBluetoothのバージョン選びです。「PCをBluetooth対応にする」と聞くとシンプルに思えますが、アダプターやカードによって対応しているBluetooth規格(バージョン)が異なります。
執筆時点での最新バージョンはBluetooth 5.2です。初代となる5.0は2016年に登場しました。バージョンが上がるごとに新機能が追加されており、たとえば5.2ではLE Audio(低消費電力オーディオ)や等時性チャンネルなどが改良されています。
幸い、Bluetoothには下位互換性があるため、デバイス側がBluetooth 3.0であっても、Bluetooth 5.2対応のカードやアダプターであれば問題なく接続できます。ベストなのは入手可能な中で最も高いバージョンを選ぶことですが、少なくともBluetooth 5以上を選んでおけば、比較的新しいデバイスの大半に対応できます。

その他に検討しておきたいポイントは以下の通りです。
- 用途 – ほぼすべてのBluetoothデバイスで使える汎用タイプを選びましょう。中には特定のデバイス専用のもの(ワイヤレスキーボードに付属するアダプターなど)や、ヘッドホン・スピーカーなど音響機器専用のものもあります。
- NFC対応 – 必須ではありませんが、スマートフォンとPCを頻繁に同期するなら便利な機能です。
- 通信距離 – BluetoothはWi-Fiよりも通信範囲が狭く、平均で約10m(30フィート)程度です。ただし、その2倍以上の距離に対応した製品もあります。
- データ転送速度 – 転送速度が速いほど、複数デバイスを同時に使用する際の遅延が減ります。オーディオ用途では、音楽鑑賞を台無しにする厄介な音ズレや遅延の軽減にも役立ちます。
おすすめのBluetoothドングル・カード
多くの場合、PCIeカードやUSBドングルを挿し込むだけでPCはBluetooth対応になります。Windowsは通常、必要なドライバーを自動的に認識してインストールしてくれます。ただし、必ず製品付属の説明書を読み、正しく取り付けるようにしてください。一部のカードでは、Bluetooth機能を有効にするためにマザーボードへケーブルを接続する必要があります。
選択肢が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまう方のために、おすすめ製品をいくつか紹介します。
Bluetooth USBアダプター

- Avantree DG45 Bluetooth 5.0 USBドングル – 汎用タイプ、通信距離約10m(33フィート)
- Avantree DG80 Bluetooth 5.0 USBドングル(オーディオ専用) – 低遅延対応で快適な音声体験を実現。屋内で約18m(60フィート)、屋外の見通しの良い環境で約30m(100フィート)の通信距離
- Mpow USB Bluetooth 5.0 アダプター – 汎用タイプ、通信距離約20m(66フィート)
- Techkey USB Mini Bluetooth 5.0 EDR ドングル – 汎用タイプ、通信距離約10m(33フィート)
Bluetooth PCIeカード

- EDUP PCIe WiFi 6 カード Bluetooth 5.1 – 最新のWi-Fi 6とBluetooth 5.1の両方に対応
- TP-Link WiFi 6 AX3000 PCIe WiFiカード – Wi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応
- Ubit AX WiFi 6 PCIe ワイヤレスカード – Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応
PCをBluetooth対応にすれば、あとはデバイスを接続するだけです。さらに、古いヘッドホンのようなBluetooth非対応の機器も、トランスミッターなどの変換アダプターを併用すればBluetooth対応にでき、新しく導入したドングルやカードと組み合わせて活用できます。
-
パソコンでフォルダーを作成する方法【初心者向けステップ解説】
フォルダーは、パソコンやタブレットなど、あらゆるデバイスのデータを整理整頓するために欠かせない機能です。フォルダーの中にサブフォルダー、さらにその中にサブサブフォルダーと階層を作ることで、すべてのファイルを体系的に管理できます。作成したフォルダーは検索バーから簡単に見つけられるほか、フォルダー名を内容に合わせて付けておけば、目的のファイルへ素早くアクセスできるようになります。例えば、私が大学生だった頃は、履修していた6科目それぞれにフォルダーを作成し、その中に「課題」「テスト」「プロジェクト」などのサブフォルダーを分けて管理していました。期末試験が近づいたとき、すべてが整理されていたおかげで本
-
AirPodsの音量を上げる方法|音が小さいときに試したい7つの対処法
AirPodsは、市販されているBluetoothイヤホンの中でも最も先進的なデバイスの一つです。使いやすさと利便性を高いレベルで兼ね備えていますが、多くのユーザーが共通して抱える悩みがあります。それが「音量が思ったより小さい」という問題です。お気に入りのポッドキャストや音楽をもっと大きな音で楽しみたいのに、AirPodsの音が小さくて困っているという方はいませんか。この記事では、AirPodsの音量を上げるために試したい7つの対処法をご紹介します。AirPodsの音量を大きくする7つの方法まずは最も簡単な方法から順番に見ていきましょう。1. AirPodsを掃除するAirPodsの音量が低下