ノートパソコンのうるさいファンを静める7つの対処法
最近のノートパソコンにはインテリジェントな温度制御機能が搭載されており、ファンの回転数は本体の温度に応じて自動的に調整されます。負荷の高いゲームや重いソフトウェアを実行していると、ファンの音が大きくなるのはある意味自然なことです。
しかし、ファンが常にうるさく鳴っているなら、ノートパソコンが高温状態で動作しているサインかもしれません。ファンを静かにするには、まずパソコン自体を冷やすことが大切です。ここでは、マシンへの負担を軽減しながら、ノートパソコンの騒がしいファンを静めるための具体的な方法をご紹介します。
CPUの電圧を下げる(アンダーボルティング)
多くのノートパソコンの冷却性能は決して優秀とは言えません。これは構造上仕方のない部分であり、特にゲームを頻繁にプレイしたり、CPUやGPUに高負荷のかかる作業を行う場合には顕著に現れます。
CPU温度の確認方法については別途ガイド記事をご用意していますが、CPUが過熱していると確認できたら、無料アプリ「ThrottleStop」を活用してみましょう。このアプリはCPUにかかる電圧を下げる(アンダーボルト)ことで、パフォーマンスにほとんど影響を与えることなくファンノイズを大幅に低減できます。
アプリ内蔵のアンダーボルト用プリセットを使うだけでも十分効果がありますが、どこまで電圧を下げられるか本格的に試したい方は、ThrottleStopの詳細ガイドも参考にしてください。
不要なプログラムを閉じる
一般的なユーザーは同時に2〜3個程度のプログラムしか実行していません。しかし、Webブラウザ、ワープロソフト、画像・動画編集ソフト、音楽ストリーミングサービスなどを同時に立ち上げると、マシンへの負荷が急増し、ファンが余計な音を立てる原因になります。
また、バックグラウンドで不要なプログラムが勝手に動いているケースもあります。こうしたプロセスを終了すれば負荷が軽減され、騒音もおさまることがあります。手順は以下の通りです。
- タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を開く
- RAMやCPUを大量に消費しているプログラムを特定する
- 終了したいプロセスを右クリックし、「タスクの終了」を選択する
ノートパソコンの底面に空間を作る
ほとんどのノートパソコンのファンは本体の底面に配置されています。そのため、机に直置きすると熱気が逃げるスペースが極端に狭くなります。ファンに過度な負担をかけないためにも、ノートパソコンの底面と作業面の間に隙間を作るのがおすすめです。
持ち上げる道具は何でも構いませんが、排気口を塞がないよう注意が必要です。市販のノートPCスタンドを使えば、パソコンを安定して持ち上げながら通気性も確保できるので便利です。
冷却パッド(クーラー)を導入する
ノートパソコン用の冷却デバイスは追加の空気循環を生み出してくれるため、デスクなど固定された場所でパソコンを使う方に最適な選択肢です。冷却ベースプレートタイプや、本体内部の熱気を直接吸い出す吸引式ファンクーラーなど、さまざまな製品があります。
温度が下がればファンへの負担が減り、騒音が解消されることも期待できます。高度なプログラムを日常的に実行する方にとって、冷却装置は温度管理とノイズ軽減のための必須アイテムと言えるでしょう。
ただし、外付けクーラーはあくまで補助的な対策です。ファンが常に騒音を立てている状態の根本的な解決策にはならない点は覚えておきましょう。
ノートパソコン内部を掃除する
ノートパソコンはつい掃除を怠りがちですが、内部にホコリが溜まるとファンが異音を立てる大きな原因になります。ホコリがファンブレードに絡みついている可能性もあるのです。
掃除にはエアダスター(圧縮空気スプレー)を用意し、必ず背面パネルを開けてから使用しましょう。開けずに吹きかけると、ホコリをかえって本体の奥へ押し込んでしまう恐れがあります。せっかく分解したのであれば、他の部品も一緒に清掃しておくとよいでしょう。
エアダスターは短く数回に分けて吹き付けるのがコツです。パソコン内部のホコリやゴミを取り除き、特にファンやヒートシンク周辺は念入りに掃除してください。
可能な限りホコリを吹き飛ばしたら、パソコンを組み立て直し、ファンがまだうるさく鳴っていないか確認しましょう。ホコリを除去することで、動作速度が向上したり、発熱が抑えられたりすることもあります。
ファンが今のところ静かでも、トラブルを未然に防ぐために年に一度はノートパソコン内部のメンテナンスを行うのがおすすめです。
マルウェア感染をチェックする
プロセスをいくら終了してもファンの音が変わらない場合は、マルウェアが原因の可能性があります。マルウェアはパソコンの動作を遅くし、ユーザーの操作に応答しようとシステムが無駄に全力で働くため、結果的に温度を上昇させます。パソコンが頑張れば頑張るほど、ファンの音は大きくなるのです。
マルウェアを手早くチェックする方法の一つは、タスクマネージャーを開いて、奇妙な英数字の羅列や見慣れない名前のプロセスがないか確認することです。怪しいプロセスを見つけたら、まずGoogleで検索してみましょう。正規のプログラムであることが確認できれば放置して問題ありません。一方、まったく情報が出てこない場合は、マルウェアの疑いがあります。
タスクマネージャーで何も見つからなくても、マルウェアが存在しないとは断言できません。ウイルス対策ソフトを導入していない場合は、信頼できるセキュリティソフトをダウンロードしてフルスキャンを実行し、確かめてください。
これらのトラブルシューティングをすべて試してもファンの騒音が収まらない場合は、パソコンを工場出荷時の状態に戻す(初期化する)ことで、潜在的なソフトウェアの問題を一掃するのも一つの手です。あわせて、Windows 10で最大音量を上げる方法や、Windows 10で更新プログラムを非表示にする方法といった関連ガイドもぜひご覧ください。
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