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Android開発におけるParcelableとSerializableの違いを徹底解説

Androidアプリ開発では、Activity間でオブジェクトをやり取りする際に「Serializable」と「Parcelable」という2つの仕組みを使うことができます。どちらもオブジェクトをバイトストリームに変換してデータを渡すためのものですが、実装方法やパフォーマンスに大きな違いがあります。本記事では、それぞれの特徴と具体的な実装例を交えて解説します。

Serializableとは

Serializableは、Java標準の「マーカーインターフェース」(空のインターフェース)です。事前に実装済みのメソッドは一切なく、クラスにimplements Serializableを宣言するだけで利用できます。オブジェクトをバイトストリームに変換し、Activity間でデータを受け渡すことが可能になります。

最大のメリットは、実装が非常にシンプルである点です。数行のコードだけでデータの受け渡しが実現できるため、手軽さを重視する場合に適しています。ただし、リフレクションを使用して処理を行うため、後述のParcelableと比較するとパフォーマンスは劣ります。

Serializableの実装例

import java.io.Serializable;

class serializableObject implements Serializable {
    String name;
    public serializableObject(String name) {
        this.name = name;
    }
    public String getName() {
        return name;
    }
}

このように、インターフェースを実装するだけで済むため、コード量が非常に少なくて済みます。

Parcelableとは

ParcelableはAndroidプラットフォーム専用に用意されたインターフェースで、Serializableよりも高速に動作するのが大きな特徴です。オブジェクトをバイトストリームに変換して2つのActivity間でデータを受け渡す点は同じですが、内部ではリフレクションを使わずに最適化された処理が行われます。

また、データ受け渡しの際に生成される一時オブジェクト(テンポラリオブジェクト)の数が少ないため、メモリ効率にも優れています。一方で、実装にはwriteToParcelCREATORなど複数のメソッドの定義が必要となり、コードがやや複雑になるというデメリットがあります。

Parcelableの実装例

import android.os.Parcel;
import android.os.Parcelable;

class parcleObject implements Parcelable {
    private String name;

    protected parcleObject(Parcel in) {
        this.name = in.readString();
    }
    public parcleObject(String name){
        this.name = name;
    }
    public String getName() {
        return name;
    }
    public void setName(String name) {
        this.name = name;
    }
    public static final Creator<parcleObject> CREATOR = new Creator<parcleObject>() {
        @Override
        public parcleObject createFromParcel(Parcel in) {
            return new parcleObject(in);
        }
        @Override
        public parcleObject[] newArray(int size) {
            return new parcleObject[size];
        }
    };
    @Override
    public int describeContents() {
        return 0;
    }
    @Override
    public void writeToParcel(Parcel dest, int flags) {
        dest.writeString(this.name);
    }
}

使い分けのポイント

  • 速度重視の場合: Androidでのパフォーマンスが求められる場面、特に大量のデータや頻繁な受け渡しが発生する場合はParcelableを選びましょう。
  • 手軽さ重視の場合: 小規模なデータやプロトタイプ開発など、素早く実装したい場合はSerializableが便利です。

近年では、Kotlinの@Parcelizeアノテーションを使えば、Parcelableのボイラープレートコードを自動生成できるため、実装の手間を大幅に削減できます。Android開発においては、基本的にParcelableの採用が推奨されています。

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