CSSの長さ単位を徹底解説:px・em・%の違いと使い分け方
CSSで要素のサイズや余白を指定する際に使われる主な単位として、px(ピクセル)、em、%(パーセント)の3つがあります。それぞれ特性が異なるため、正しく理解して使い分けることが、レスポンシブで保守性の高いスタイリングへの第一歩となります。
px(ピクセル):画面上の絶対的な単位
pxは、画面上のピクセル数を基準とした測定単位です。指定した値がそのまま固定サイズとして反映されるため、意図した通りの見た目を正確に再現できるのが特徴です。
div {
padding: 40px;
}この例では、div要素の内側の余白(パディング)が上下左右すべて40ピクセルに設定されます。環境による影響を受けにくいため、ボーダーやアイコンサイズなど、精密な指定が必要な場面でよく使われます。
em:フォントサイズを基準とした相対的な単位
emは、フォントの高さを基準とした相対的な測定単位です。1emは「現在設定されているフォントサイズ」と等しくなります。たとえばフォントサイズを12ptに設定している場合、1em=12ptとなり、2emなら24ptになります。
p {
letter-spacing: 4em;
}この例では、文字間隔がフォントサイズの4倍に設定されます。親要素のフォントサイズを引き継いで計算されるため、文字サイズに連動させたい余白や行間の調整に適しています。
%(パーセント):親要素を基準とした相対的な単位
%は、別の値(通常は親要素となる包含ブロック)に対する割合として測定値を定義する単位です。親要素のサイズが変われば自動的に追従するため、柔軟なレイアウト構築に欠かせません。
p {
font-size: 14pt;
line-height: 80%;
}この例では、フォントサイズが14ptに設定され、行の高さがその80%(11.2pt相当)に指定されます。このように%、基準となる値との相対関係でサイズが決まる点が大きな特徴です。
3つの単位の使い分けのポイント
- px: 固定サイズで正確に指定したい場合(ボーダー、アイコンなど)
- em: フォントサイズに連動させたい余白や字間の指定
- %: 親要素に応じて伸縮するレスポンシブなレイアウト
用途に応じてこれらの単位を使い分けることで、拡張性が高くメンテナンスしやすいCSSを書くことができます。
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