【Android開発】ACTION_SENDを使って他アプリとデータを共有する方法
はじめに
Androidでは、暗黙的インテント(Implicit Intent)を使用することで、他のアプリケーションへ簡単にデータを送信できます。具体的には、ACTION_SENDアクションを指定したインテントを作成し、Intent.createChooser()を呼び出すことで、端末のデフォルトの共有ダイアログ(チューザー)を表示します。
この記事では、TextViewに表示されたテキストデータを、他のアプリ(メール、SNSなど)と共有するサンプルアプリの作成手順を解説します。なお、共有ダイアログの見た目や表示内容は、Androidのバージョンや端末メーカーによって異なる場合があります。
実装手順
ステップ1: プロジェクトの新規作成
Android Studioを起動し、「File」→「New Project」を選択して新しいプロジェクトを作成します。必要な項目をすべて入力してプロジェクトをセットアップしてください。
ステップ2: レイアウトファイルの編集
res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <LinearLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" android:layout_width="match_parent" android:id="@+id/layout" android:gravity="center" android:layout_height="match_parent" android:orientation="vertical"> <TextView android:id="@+id/data" android:layout_width="match_parent" android:gravity="center" android:textSize="30sp" android:text="www.tutorialspoint.com" android:layout_height="wrap_content" /> </LinearLayout>
このレイアウトにはTextViewが1つ配置されています。ユーザーがこのTextViewをタップすると、そのテキストデータが他のアプリケーションへ共有される仕組みです。
ステップ3: MainActivity.java の編集
src/MainActivity.java に以下のコードを追加します。
package com.example.andy.myapplication;
import android.annotation.TargetApi;
import android.content.Intent;
import android.os.Build;
import android.os.Bundle;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.view.View;
import android.widget.TextView;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
public int counter;
@TargetApi(Build.VERSION_CODES.O)
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
final TextView textView = findViewById(R.id.data);
textView.setOnClickListener(new View.OnClickListener() {
@Override
public void onClick(View v) {
Intent i = new Intent();
i.setAction(Intent.ACTION_SEND);
i.setType("text/plain");
i.putExtra(android.content.Intent.EXTRA_TEXT, textView.getText().toString());
startActivity(Intent.createChooser(i, "Share to"));
}
});
}
}このコードでは、TextViewにクリックリスナーを設定しています。TextViewがクリックされると、ACTION_SENDアクションを持つインテントが生成され、MIMEタイプとしてtext/plainを指定したうえで、テキストデータがEXTRA_TEXT経由で渡されます。最後にIntent.createChooser()を使って共有先選択画面を起動します。
ステップ4: Manifestファイルの確認
今回は特別な権限やコンポーネントの宣言が必要ないため、manifest.xmlファイルを変更する必要はありません。
アプリの実行と動作確認
それでは、実際にアプリを実行してみましょう。実機のAndroidスマートフォンをPCに接続していることを前提とします。Android Studioでプロジェクト内のいずれかのアクティビティファイルを開き、ツールバーの実行(Run)アイコンをクリックしてください。表示された一覧から自分のモバイルデバイスを選択すると、端末に以下のような初期画面が表示されます。

この初期画面で「tutorialspoint.com」と書かれたTextViewをタップすると、Android端末のデフォルトの共有ダイアログ(チューザー)が開きます。

共有ダイアログから任意のアプリケーションを選択すると、そのアプリを通じてデータが送信されます。特定の相手に個別に送信することもできますし、SNSのタイムライン(ウォール)に投稿することも可能です。どのような共有方法が使えるかは、チューザーに表示される対応アプリケーションによって決まります。
まとめ
このように、ACTION_SENDとIntent.createChooser()を組み合わせるだけで、数行のコードで他アプリとのデータ共有機能を実装できます。テキスト以外にも画像や動画などを共有したい場合は、適切なMIMEタイプ(image/*など)を指定することで同様の仕組みが利用できるので、ぜひ試してみてください。
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