C++の浮動小数点定数とは?構成要素と使い方をわかりやすく解説
浮動小数点定数とは、小数部を持つ値を表すために使われるリテラルのことです。C++では、精度が必要な計算や実数を扱う場面で頻繁に利用されます。
浮動小数点定数の構成要素
浮動小数点定数は、大きく分けて以下の3つの要素で構成されています。
- 仮数(mantissa):数値そのものの値を指定する部分
- 指数(exponent):数値の大きさ(桁数)を指定する部分
- 接尾辞(suffix):定数の型(double や float など)を指定する省略可能な部分
仮数の書き方
仮数は「数字の並び + ピリオド(.)+ 小数部の数字の並び(省略可)」という形式で記述します。以下のように書きます。
24.25 12.00
指数の指定方法
これらの値には、e 表記を使って指数を含めることもできます。
24.25e3 // 24250 と等価
このように e3 と書くことで、10 の 3 乗倍(×1000)を意味します。
接尾辞による型の指定
接尾辞を付けることで、定数の型を明示的に指定できます。
fまたはF:float 型として扱うlまたはL:long double 型として扱う- 接尾辞なし:既定で double 型として扱われる
例:3.141f は float 型、3.141 は double 型になります。
C++での使用例
C++では、次のようなコードで浮動小数点定数を作成できます。
#include<iostream>
using namespace std;
int main() {
const float PI = 3.141; // 3.141 が浮動小数点定数、PI は float 型の定数
cout << PI;
return 0;
}出力結果
このプログラムを実行すると、以下の出力が得られます。
3.141
このように、浮動小数点定数はソースコード内に直接記述できる実数値であり、仮数・指数・接尾辞を組み合わせることで柔軟に数値を表現できるのが特徴です。
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