C++で整数をそれより小さい数の和に分解する方法(分割数)を求めるプログラム
このプログラムでは、ある整数 n が「それより小さい数の総和」として表現できる方法の数、いわゆる分割数(パーティション数)を数えます。例えば n = 7 の場合、「7」「6+1」「5+2」「5+1+1」「4+3」…のように合計14通りの分割が存在します。
処理の流れはシンプルです。まず入力として数 n を受け取り、配列の先頭要素を n とします。その後、末尾の要素から順に 1 ずつ取り除いて新しい分割を生成し、分割がひとつ作られるたびにカウンターを増やしていきます。すべての要素が 1 になった時点で処理を終了し、カウントした総数を返します。
アルゴリズム
partitionCount(n)
入力:整数 n
出力:分割の総数
Begin
サイズ n の配列 p を用意する
k := 0
count := -1
配列 p の最初の要素として n を格納する
以下の手順を繰り返す
count を 1 増やす
rem := 0
k >= 0 かつ p[k] = 1 の間、繰り返す
rem := rem + p[k]
k を 1 減らす
繰り返しここまで
もし k < 0 ならば
count を返して終了
p[k] := p[k] - 1
rem := rem + 1
rem >= p[k] の間、繰り返す
p[k+1] := p[k]
rem := rem - p[k]
k を 1 増やす
繰り返しここまで
p[k+1] := rem
k を 1 増やす
繰り返しここまで
Endサンプルコード
#include<iostream>
using namespace std;
int partitionCount(int n){ // すべての可能な分割を数える関数
int p[n], k = 0, count = -1;
p[k] = n; // 配列の最初の要素として n を追加
while(true) { // すべての要素が 1 になるまで繰り返す
count++;
int rem = 0;
while (k >= 0 && p[k] == 1){ // p[k] > 1 となる正しいインデックスへポインタを移動
rem += p[k];
k--;
}
if (k < 0) // k < 0 なら、すべての要素が 1 まで分解されたことを意味する
return count;
// そうでなければ値を 1 減らし、rem を増やす
p[k]--;
rem++;
while (rem > p[k]) { // 残りの値がインデックス k の値より大きくなるまで繰り返す
p[k+1] = p[k];
rem -= p[k]; // 残り値 rem を減らす
k++;
}
p[k+1] = rem; // 残った値を k の次のインデックスに代入
k++;
}
}
main() {
int n, c;
cout<<"分割数を求める整数を入力してください: ";
cin>>n;
if (n <= 0) { // n は 1 以上である必要がある
cout<<"無効な n の値です";
exit(1);
}
c = partitionCount(n);
cout<<"分割の総数: "<<c;
}実行結果
分割数を求める整数を入力してください: 7 分割の総数: 14
補足:n = 7 の場合の14通りの分割
参考までに、n = 7 のときに数えられる14通りの分割は以下の通りです。
7 / 6+1 / 5+2 / 5+1+1 / 4+3 / 4+2+1 / 4+1+1+1 / 3+3+1 / 3+2+2 / 3+2+1+1 / 3+1+1+1+1 / 2+2+2+1 / 2+2+1+1+1 / 2+1+1+1+1+1 / 1+1+1+1+1+1+1
※厳密には「7」自身も1つの分割として含まれるため、上記は15項目ありますが、アルゴリズム上は初期状態の n 自体を除いた生成回数をカウントする設計になっています。この点は実装の仕様として理解しておくとよいでしょう。
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