C++で二分木をミラーツリーに変換する方法
このチュートリアルでは、二分木(バイナリツリー)をそのミラーツリーへ変換するC++プログラムについて解説します。
ここでは、ある一つの二分木が与えられるものとします。私たちの課題は、木の左側と右側を入れ替えることで、与えられた二分木からミラーツリーを作成することです。
ミラーツリーとは?
ミラーツリーとは、元の木を鏡に映したように左右を反転させた木のことです。すべてのノードで左の子と右の子が入れ替わるため、中間順走査(Inorder Traversal)の結果も完全に逆順になります。
アルゴリズムの考え方
変換には再帰呼び出しを利用します。各ノードに対して、まず左右の部分木をそれぞれ再帰的に反転し、その後、そのノード自身の左右ポインタを交換します。これにより木全体が反転され、処理の時間計算量はノード数に比例するO(n)で抑えられます。
実装例
#include<bits/stdc++.h>
using namespace std;
// 二分木のノード構造体
struct Node{
int data;
struct Node* left;
struct Node* right;
};
// 子を持たない新しいノードの生成
struct Node* newNode(int data){
struct Node* node = (struct Node*)malloc(sizeof(struct Node));
node->data = data;
node->left = NULL;
node->right = NULL;
return(node);
}
void mirror(struct Node* node){
if (node == NULL)
return;
else{
struct Node* temp;
// 左右の部分木を再帰的に反転
mirror(node->left);
mirror(node->right);
// 左右のポインタを交換
temp = node->left;
node->left = node->right;
node->right = temp;
}
}
// 中間順走査の結果を出力
void print_tree(struct Node* node){
if (node == NULL)
return;
print_tree(node->left);
cout << node->data << " ";
print_tree(node->right);
}
int main(){
struct Node *root = newNode(1);
root->left = newNode(2);
root->right = newNode(3);
root->left->left = newNode(4);
root->left->right = newNode(5);
// 元の木の中間順走査を出力
cout << "Inorder traversal of the constructed" << endl;
print_tree(root);
mirror(root);
// ミラーツリーの中間順走査を出力
cout << "\nInorder traversal of the mirror tree" << endl;
print_tree(root);
return 0;
}
出力
Inorder traversal of the constructed 4 2 5 1 3 Inorder traversal of the mirror tree 3 1 5 2 4
実行結果から、元の木の中間順走査「4 2 5 1 3」に対して、ミラーツリーでは「3 1 5 2 4」と完全に逆順に出力されていることが確認できます。このように、再帰的な左右の入れ替えを行うだけで、シンプルかつ効率的に二分木を反転することが可能です。
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