C++で解く!0と1の文字列における「1が優勢なセグメント」の最大長
問題文
0と1だけで構成された文字列が与えられます。この文字列を複数のセグメント(部分文字列)に分割し、各セグメントに含まれる「1」の数が「0」の数より多いようにするとき、選択できるセグメントの合計長の最大値を求めるのが課題です。
例
入力文字列が "10111000001011" の場合、答えは 12 になります。
- 第1セグメント:長さ 7(
1011100) - 第2セグメント:長さ 5(
00010を除いた残りから有効な部分を選択) - 合計長 = 7 + 5 = 12
ポイントは、必ずしも文字列全体を使う必要はなく、「1の数が0の数を上回る」条件を満たす範囲だけを抜き出して合計することです。
アルゴリズム
この問題は再帰+メモ化(動的計画法)で効率よく解けます。手順は以下のとおりです。
- 開始位置
startが文字列長nに達したら 0 を返します(ベースケース)。 - すでに計算済みなら
dp[start]の値をそのまま返します。 startからnまでループを回し、各位置kまでの部分文字列について「1」と「0」の出現数を数えます。- 文字が '1' ならカウント
oneを、'0' ならzeroをインクリメントします。 one > zeroのときは、その区間を採用して残りを再帰的に処理します。つまりgetSegmentWithMaxLength(k + 1)の結果に現在の区間長k - start + 1を加えた値でdp[start]を更新します。- 条件を満たさない場合は、区間を採用せず次のインデックス
k + 1から再帰呼び出しを行います。 - 最後に
dp[start]を返します。
C++実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int getSegmentWithMaxLength(int start, string str, int n, int dp[]) {
if (start == n) {
return 0;
}
if (dp[start] != -1) {
return dp[start];
}
dp[start] = 0;
int one = 0;
int zero = 0;
int k;
for (k = start; k < n; ++k) {
if (str[k] == '1') {
++one;
} else {
++zero;
}
if (one > zero) {
dp[start] = max(dp[start], getSegmentWithMaxLength(k + 1, str, n, dp) + k - start + 1);
} else {
dp[start] = max(dp[start], getSegmentWithMaxLength(k + 1, str, n, dp));
}
}
return dp[start];
}
int main() {
string str = "10111000001011";
int n = str.size();
int dp[n + 1];
memset(dp, -1, sizeof(dp));
cout << "Maximum length of segment = " << getSegmentWithMaxLength(0, str, n, dp) << endl;
return 0;
}コードのポイント
dp[]配列を -1 で初期化し、未計算の状態を管理することで、同じ開始位置の重複計算を防いでいます。- 各区間の判定は
one > zeroの一つの比較だけで済むため、実装はシンプルです。 - 計算量は状態数 O(n) × 遷移 O(n) で、全体として O(n²) になります。
出力
上記のプログラムをコンパイルして実行すると、次の出力が得られます。
Maximum length of segment = 12
まとめ
0と1の文字列から「1の数が0の数より多いセグメント」を切り出して合計長を最大化する問題は、メモ化再帰を使うことで整理して解けます。区間ごとの1と0のカウントを更新しながら「採用する/しない」を比較するシンプルなDP構造なので、部分和や区間分割系の問題全般にも応用できる考え方です。
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