C++で数値がトロイ数(Trojan Number)かどうかを判定する方法
概念
与えられた数 n がトロイ数(Trojan Number)であるかどうかを判定するのが本記事のテーマです。トロイ数とは、「強い数(Strong Number)」の性質を持ちながら、累乗数(perfect power)ではない数として定義されます。
ある数 n が強い数であるとは、n のすべての素因数 p について、p2 もまた n の約数となっていることを意味します。言い換えれば、すべての素因数が少なくとも2回以上現れる数のことです。
ここで重要なのは、すべてのトロイ数は必ず強い数ですが、その逆は成り立たないという点です。つまり、強い数すべてがトロイ数というわけではなく、ab(a、b はともに1より大きい正の整数)の形で表せないものだけがトロイ数となります。
具体例
入力
n = 72 72 は 6×6×2、すなわち (6^2)×2 と表せるため強い数ですが、累乗数ではありません。
出力
YES
入力
n = 16 16 は 2×2×2×2、すなわち 2^4 と表せるため強い数ですが、累乗数にもなっています。
出力
NO
アルゴリズムの考え方
判定は以下の手順で行います。
ステップ1: 素因数分解を行い、各素因数の出現回数を記録します。すべての素因数が2回以上出現していれば、その数は強い数であると判定できます。
ステップ2: 与えられた数が ab の形で表せるかどうか(累乗数かどうか)を確認します。ab の形で表せない場合、その数は累乗数ではありません。
ステップ3: 数が「強い数」であり、かつ「累乗数でない」とき、その数はトロイ数であると結論付けられます。
サンプルコード
// 数がトロイ数(Trojan Number)かどうかを
// 判定するC++プログラム
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
bool isPerfectPower1(int n1){
if (n1 == 1)
return true;
for (int x1 = 2; x1 <= sqrt(n1); x1++) {
int y1 = 2;
int p1 = pow(x1, y1);
while (p1 <= n1 && p1 > 0) {
if (p1 == n1)
return true;
y1++;
p1 = pow(x1, y1);
}
}
return false;
}
bool isStrongNumber1(int n1){
unordered_map<int, int> count1;
while (n1 % 2 == 0) {
n1 = n1 / 2;
count1[2]++;
}
for (int i1 = 3; i1 <= sqrt(n1); i1 += 2) {
while (n1 % i1 == 0) {
n1 = n1 / i1;
count1[i1]++;
}
}
if (n1 > 2)
count1[n1]++;
int flag1 = 0;
for (auto b : count1) {
if (b.second == 1) {
flag1 = 1;
break;
}
}
if (flag1 == 1)
return false;
else
return true;
}
bool isTrojan1(int n1){
if (!isPerfectPower1(n1) && isStrongNumber1(n1))
return true;
else
return false;
}
// メイン関数
int main(){
int n1 = 72;
if (isTrojan1(n1))
cout << "YES";
else
cout << "NO";
return 0;
}実行結果
YES
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