C++で整数の未設定ビット(0のビット)を数える方法
整数値(例:num)が与えられたとき、まずその数値を2進数に変換し、次に含まれる未設定ビットの総数を求めるのが本記事の目的です。
2進数における未設定ビットとは「0」で表されるビットのことです。整数を2進数に変換すると、必ず0と1の組み合わせになります。コンピュータの用語では、この「0」を未設定ビット(unset bit)、「1」を設定ビット(set bit)と呼びます。
入出力例
入力: int number = 50
出力: 数値に含まれる未設定ビットの総数は 5
説明: 50の2進表現は 110010 です。これを8桁の2進数として表すと、先頭に2つの0が追加されて 00110010 となります。設定ビット(1)が3個あるため、未設定ビットは 8 − 3 = 5 個です。
入力: int number = 10
出力: 数値に含まれる未設定ビットの総数は 6
説明: 10の2進表現は 1010 です。8桁で表すと 00001010 となり、先頭に4つの0が追加されます。設定ビットが2個のため、未設定ビットは 8 − 2 = 6 個です。
プログラムで使うアプローチ
整数型の変数に、対象となる数値を入力として受け取る。
カウンターを格納するため、unsigned int 型の変数 total_digits と count を宣言する。
forループを i = 1 << 7 から開始し、i > 0 の間、i を毎回半分(i / 2)にしながら繰り返す。
ループ内では、number & i が真であれば「1」、偽であれば「0」を出力し、total_digits をインクリメントする。
続いてwhileループで、number が 0 になるまで count += number & 1 および number >>= 1 を実行し、設定ビットの総数を数える。
最後に count = 総ビット数 − 設定ビット数 として未設定ビットの総数を求め、結果を出力する。
サンプルコード
#include<iostream>
using namespace std;
//数値に含まれる未設定ビットの総数をカウントする関数
unsigned int unset_bits(unsigned int number){
unsigned int total_digits = 0;
unsigned int count = 0;
unsigned int i;
//8桁の2進数を表示する
cout<<"8-bit digits of "<<number<<" is: ";
for (i = 1 << 7; i > 0; i = i / 2){
(number & i) ? cout<<"1" : cout<<"0";
total_digits++;
}
//設定ビット(1)の総数をカウントする
while (number){
count += number & 1;
number >>= 1;
}
//未設定ビット数 = 総ビット数 − 設定ビット数
count = total_digits - count;
cout<<" Count of total unset bits in a number are: "<<count;
}
int main(){
int number = 50;
unset_bits(number);
return 0;
}
実行結果
上記のコードを実行すると、次の出力が得られます。
8-bit digits of 50 is: 00110010
Count of total unset bits in a number are: 5
コードのポイント
マスク用の定数 1 << 7(=128)は、最上位ビットだけが立った値です。これと number の論理積(AND)を取りながら右へずらしていくことで、最上位ビットから順に各ビットが1か0かを判定できます。
一方、whileループ内の number & 1 は最下位ビットを取り出す操作です。number を1ビットずつ右シフトしながら最下位ビットを加算していけば、設定ビットの総数が得られます。
全体の処理はビット幅分(ここでは8回)のループで完結するため、時間計算量は O(log n)、空間計算量は O(1) と非常に効率的です。この手法は、符号チェックやデータ圧縮、ネットワークのサブネット計算など、ビット単位の判定が必要な場面で広く応用されています。
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