C++
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> C++

【C++解説】小さい箱を大きい箱に入れた後に「見える箱」の数を求めるアルゴリズム

この記事では、各箱のサイズが格納された配列が与えられ、「大きい箱が小さい箱の2倍以上のサイズであれば、その小さい箱を大きい箱の中に収めることができる」という条件のもとで、最終的に外から見える箱の数を求める問題を解いていきます。

問題の例

入力 : arr[] = { 1, 3, 4, 5 }
出力 : 3
サイズ1の箱を、サイズ3の箱の中に入れます。

入力 : arr[] = { 4, 2, 1, 8 }
出力 : 1

1つ目の例では、サイズ1の箱をサイズ3の箱に収められるため、残る見える箱は3つになります。2つ目の例では、箱同士の組み合わせ次第ですべての箱を入れ子にできるため、最終的に見える箱は1つだけです。

解法のアプローチ

この問題に対する基本的な方針は以下の通りです。

まず、配列を昇順にソートします。その後、要素を順番に処理しながらキュー(queue)を使って管理していきます。具体的には、現在の要素がキューの先頭要素の2倍以上であるかどうかを判定します。もし2倍以上であれば、先頭の箱は現在の箱の中に収められるということなので、キューの先頭を取り除き(pop)ます。そして、現在の要素をキューに追加(push)します。

すべての要素を処理し終えたときのキューのサイズが、答えとなる「見える箱の数」です。

C++での実装例

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
int main(){
    int arr[] = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 }; // 箱のサイズを格納した配列
    int n = sizeof(arr) / sizeof(arr[0]); // 配列のサイズ
    queue<int> q;
    sort(arr, arr + n); // 配列をソート
    q.push(arr[0]); // 最も小さい要素をキューに入れる
    for (int i = 1; i < n; i++) { // 配列を走査
        int curr = q.front(); // キューの先頭要素
        if (arr[i] >= 2 * curr) // 現在の箱が先頭の箱の2倍以上なら、
                                // 先頭の箱は中に収められるので取り除く
            q.pop();

        q.push(arr[i]); // 現在の要素をキューに追加
    }
    cout << q.size() << "\n";; // 答え(見える箱の数)
    return 0;
}

出力結果

3

このコードでは、配列 { 1, 2, 3, 4, 5, 6 } が与えられた場合、出力は 3 となります。実際、1を2に、2を4に収めることができるため、最終的に見える箱は3つになるのです。

まとめ

本記事では、箱を入れ子にした後に見える箱の数を求める問題を取り上げました。ソートとキューを組み合わせたシンプルな貪欲法(グリーディ法)のアプローチにより、効率よく解くことができます。同じロジックはC言語、Java、Pythonなど他のプログラミング言語でも同様に実装可能です。競技プログラミングやアルゴリズムの学習の参考にぜひ活用してください。

  1. 削除操作後の配列の最短サイズを求めるC++プログラム

    n個の要素を持つ配列Aがあるとします。この配列に対して、次のような操作を適用することを考えます。操作の内容は、「互いに異なる値を持つ隣接する2つの要素を取り除き、その位置にそれらの合計値を配置する」というものです。この操作を1回行うごとに、配列のサイズは1ずつ減少していきます。ここでの課題は、操作を実行した後に到達可能な配列の最短の長さを求めることです。例えば、入力が A = [2, 1, 3, 1] の場合、出力は 1 になります。まず (1, 3) を選ぶと配列は [2, 4, 1] となり、次に (2, 4) を選んで [6, 1] とし、最後に残りの2つを選ぶことで [7] が得られる

  2. グリッド内で照らされているセルの数を求めるC++プログラム

    問題の概要 ここでは、縦 h × 横 w のサイズを持つグリッドが与えられたとき、光で照らされているセルの数を求めるC++プログラムを紹介します。グリッドのセルには「電球」または「障害物」が置かれています。電球のあるセルは、そのセル自身と上下左右のセルを照らし、光は障害物に遮られない限りまっすぐ伝わっていきます。一方、障害物のあるセルは照らされることがなく、電球の光を遮って他のセルへ光が届かないようにします。電球の位置を配列 bulb、障害物の位置を配列 obstacles として受け取り、グリッド全体で照らされているセルの合計数を求めます。 たとえば、入力が h = 4、w = 4、bulb