JavaScriptでネストされた複数の配列を1つの配列にまとめる方法
JavaScriptでは、配列の中にさらに配列が入った「ネストされた配列」を扱うことがあります。たとえば、次のようなデータ構造を考えてみましょう。
const arr = [
[{"c": 1},{"d": 2}],
[{"c": 2},{"d": 3}]
];ここで必要となるのは、このような配列を第1引数(唯一の引数)として受け取るJavaScript関数の作成です。
作成する関数は、元の配列を直接変更せずに新しい配列を生成し、ネストされた配列を取り除いたうえで、オブジェクトだけをフラット(平坦)に並べた1つの配列へと変換します。
つまり、最終的な出力は次のようになります。
const output = [{"c": 1},{"d": 2},{"c": 2},{"d": 3}];実装例
まずは、forEach()を使った基本的な実装方法を見てみましょう。外側と内側の配列を順番に走査し、要素を結果用の配列へ追加していくシンプルなアプローチです。
const arr = [
[{"c": 1},{"d": 2}],
[{"c": 2},{"d": 3}]
];
const simplifyArray = (arr = []) => {
const res = [];
arr.forEach(element => {
element.forEach(el => {
res.push(el);
});
});
return res;
};
console.log(simplifyArray(arr));実行結果
コンソールには次のように出力されます。
[ { c: 1 }, { d: 2 }, { c: 2 }, { d: 3 } ]より簡潔な方法:Array.prototype.flat()
ES2019以降の環境では、flat()メソッドを使うことで、同じ処理をわずか1行で実現できます。
const output = arr.flat();
console.log(output); // [ { c: 1 }, { d: 2 }, { c: 2 }, { d: 3 } ]デフォルトでは1階層分しか平坦化されませんが、深くネストされた配列に対してはarr.flat(Infinity)と指定すれば、すべての階層を一度に展開できます。
そのほかにも、flatMap()やreduce()とconcat()を組み合わせる方法など、さまざまなアプローチがあります。コードの可読性や対応ブラウザの範囲などを考慮して、プロジェクトに適した方法を選ぶとよいでしょう。
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