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JavaScriptで2つの数値範囲の重なり(共通部分)を求める方法

JavaScriptでは、配列のペアを使って「範囲」を表現できます。例えば、[2, 5]という配列は「2から5までの範囲」を意味します。

本記事では、このように表現された2つの範囲を受け取り、その共通部分(交差している範囲)を新しい配列として返す関数の実装方法を解説します。

問題の定義

次のように、2つの範囲を表す配列が与えられたとします。

const arr1 = [2, 5]; // 2〜5 の範囲
const arr2 = [4, 7]; // 4〜7 の範囲

これら2つの範囲に共通して含まれる部分は「4から5まで」です。したがって、期待される出力は以下のようになります。

const output = [4, 5];

実装の考え方

2つの範囲の交差部分を求めるロジックは非常にシンプルです。

  • 左端(開始位置):2つの範囲の開始値のうち、大きい方を採用する
  • 右端(終了位置):2つの範囲の終了値のうち、小さい方を採用する

つまり、Math.max()Math.min()を組み合わせるだけで、共通部分を計算できます。

サンプルコード

実際のコードは以下のとおりです。

const arr1 = [2, 5];
const arr2 = [4, 7];

const findRangeIntersection = (arr1 = [], arr2 = []) => {
    const [el11, el12] = arr1;
    const [el21, el22] = arr2;
    const leftLimit = Math.max(el11, el21);  // 左端は大きい方
    const rightLimit = Math.min(el12, el22); // 右端は小さい方
    return [leftLimit, rightLimit];
};

console.log(findRangeIntersection(arr1, arr2));

実行結果

コンソールには次のように出力されます。

[ 4, 5 ]

補足:共通部分が存在しないケースへの対応

上記のコードは、2つの範囲が一切重ならない場合でも配列を返します。例えば [1, 2][5, 7] を渡すと [5, 2] となり、左端が右端より大きいという不正な結果になります。

実務で使う場合は、以下のように重なりの有無を判定して null を返すのが安全です。

const findRangeIntersection = (arr1 = [], arr2 = []) => {
    const [el11, el12] = arr1;
    const [el21, el22] = arr2;
    const leftLimit = Math.max(el11, el21);
    const rightLimit = Math.min(el12, el22);
    // 重なりがなければ null を返す
    if (leftLimit > rightLimit) return null;
    return [leftLimit, rightLimit];
};

console.log(findRangeIntersection([2, 5], [4, 7])); // [ 4, 5 ]
console.log(findRangeIntersection([1, 2], [5, 7])); // null

まとめ

範囲の共通部分を求めるには、「開始値の最大値」と「終了値の最小値」を取るだけで計算できます。Math.max() / Math.min() を使えばわずか数行で実装できるため、カレンダーの予約枠チェックやデータ区間のフィルタリングなど、さまざまな場面で応用できます。

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