JavaScriptでlastIndexOf()関数を自作し、Array.prototypeをオーバーライドする方法
lastIndexOf()関数とは?
JavaScriptのlastIndexOf()メソッドは、引数として渡された要素が配列内に存在する場合、その最後に現れる位置(インデックス)を返します。要素が存在しない場合は -1 を返します。
例を見てみましょう。
[3, 5, 3, 6, 6, 7, 4, 3, 2, 1].lastIndexOf(3); // 結果: 7
この配列では 3 が合計3回出現しますが、そのうち最も後ろにあるのはインデックス 7 の位置のため、戻り値は 7 となります。
実装の目標
既存の lastIndexOf() と同じ機能を持つJavaScript関数を自作し、それでデフォルトの Array.prototype.lastIndexOf() をオーバーライド(上書き)してみます。
実装の方針はとてもシンプルです。
- 配列を末尾から先頭に向かって順番に走査する
- 目的の要素が見つかった時点で、そのインデックスを即座に返す
- 最後まで見つからなければ
-1を返す
後ろから探索することで、最初に一致した要素が自動的に「最後の出現位置」となります。
サンプルコード
以下が実際のコードです。
const arr = [3, 5, 3, 6, 6, 7, 4, 3, 2, 1];
// Array.prototype.lastIndexOf を独自実装で上書き
Array.prototype.lastIndexOf = function (el) {
for (let i = this.length - 1; i >= 0; i--) {
if (this[i] !== el) {
continue; // 一致しなければ次の要素へ
}
return i; // 見つかったらインデックスを返す
}
return -1; // 最後まで見つからなければ -1
};
console.log(arr.lastIndexOf(3));
出力結果
このコードを実行すると、コンソールには次のように表示されます。
7
コードのポイント
this.length - 1からスタート: 配列の末尾インデックスは「長さ − 1」なので、そこから降順でループさせます。- 厳密等価比較(
!==)を使用: 値だけでなく型も含めて判定しており、ネイティブのlastIndexOf()の挙動(NaNが常に見つからない点など)に近くなっています。 - 計算量は O(n): 配列を最大1回だけ走査すれば済む、効率的な線形探索です。
注意点
ビルトインのプロトタイプを上書きするのは、仕組みを理解するための学習としては有益ですが、実際のプロダクションコードでの直接上書きは推奨されません。他のライブラリとの競合や仕様との不一致を引き起こす可能性があるため、あくまで演習として扱うのが安全です。
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