JavaScriptのcall()とapply()で関数を呼び出す方法をわかりやすく解説
JavaScriptには、関数の呼び方を柔軟に制御できるメソッドとして call() と apply() が用意されています。どちらも「this」の値を指定しながら関数を実行できる点は共通していますが、引数の渡し方が異なります。
call() と apply() の違い
call(): 引数を個別の値(カンマ区切り)として渡します。
apply(): 引数を配列(または配列風オブジェクト)として一括で渡します。
それでは、実際に両方のメソッドを使って関数を呼び出すサンプルコードを見てみましょう。
サンプルコード
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>call()とapply()による関数の呼び出し</h1>
<div class="result"></div>
<br />
<button class="Btn">ここをクリック</button>
<h3>上のボタンをクリックすると、call()とapply()で関数が呼び出されます</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
function addNum(num1, num2, num3, num4) {
return num1 + num2 + num3 + num4;
}
function multiplyNum(num1, num2, num3, num4) {
return num1 * num2 * num3 * num4;
}
let arr = [22, 33, 44, 55];
BtnEle.addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML = "数値の合計 = " + addNum.call(this, 22, 33, 44, 55) + "<br>";
resEle.innerHTML += "配列要素の積 = " + multiplyNum.apply(this, arr) + "<br>";
});
</script>
</body>
</html>
コードの解説
このサンプルでは、4つの数値を受け取って合計を返す addNum() 関数と、同じく4つの数値を受け取って積を返す multiplyNum() 関数を定義しています。
ボタンをクリックすると、addNum.call(this, 22, 33, 44, 55) のように、call()メソッドでは引数をカンマ区切りで個別に渡し、multiplyNum.apply(this, arr) のように、apply()メソッドでは配列arrをそのまま渡しています。どちらの場合も第1引数の「this」は関数内でのthisの参照先を指定する役割を持っています。
実行結果
ページを開いた直後の画面:

「ここをクリック」ボタンを押すと −

このように、画面に「数値の合計 = 154」と「配列要素の積 = 1779840」という計算結果が表示されれば成功です。
まとめ
call() と apply() は、既存の関数を別のコンテキストで再利用したい場合や、配列の要素をそのまま関数の引数として渡したい場合に非常に便利です。特に apply() は、Math.max.apply(null, 配列) のように配列から最大値・最小値を求める際などにもよく使われるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう。
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