JavaScriptのTextEncoderとTextDecoderとは?文字列とバイト列の相互変換をわかりやすく解説
JavaScriptでは、文字列とバイト列(バイナリデータ)を相互に変換したい場面がよくあります。そんなときに活躍するのが、TextEncoderとTextDecoderという2つの標準組み込みAPIです。本記事では、それぞれの役割と基本的な使い方を、実際に動くサンプルコードとともに解説します。
TextEncoderとは
TextEncoderは、指定した文字列をUTF-8形式に変換(エンコード)するためのオブジェクトです。encode()メソッドに文字列を渡すと、変換結果がUint8Array(符号なし8ビット整数の配列)として返されます。
TextDecoderとは
TextDecoderは、バイト列のストリームをコードポイントのストリームへ変換(デコード)するためのオブジェクトです。デフォルトではUTF-8が使われ、オプションを指定すればISO-8859-2、KOI8-R、GBKなど、さまざまな文字エンコーディングにも対応できます。
サンプルコード
以下は、JavaScriptでTextEncoderとTextDecoderを使う例です。「ENCODE STRING」ボタンで文字列をエンコードし、「Decode STRING」ボタンでバイト列をデコードして画面に表示します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result,.sample {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: rebeccapurple;
}
.result {
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>TextDecoder and TextEncoder in Javascript</h1>
<div class="sample"></div>
<button class="Btn">ENCODE STRING</button>
<div class="result"></div>
<h3>Click on the above button to encode the above string</h3>
<div class="sample"></div>
<button class="Btn">Decode STRING</button>
<div class="result"></div>
<h3>Click on the above button to decode the above string</h3>
<script>
let BtnEle = document.querySelectorAll(".Btn");
let sampleEle = document.querySelectorAll(".sample");
let resEle = document.querySelectorAll(".result");
let str = "Hello world";
let str1 = new Uint8Array([119, 111, 114, 108, 100]);
sampleEle[0].innerHTML = str;
sampleEle[1].innerHTML = str1;
BtnEle[0].addEventListener("click", () => {
let textEncoder = new TextEncoder();
resEle[0].innerHTML += "Encoded String = " + textEncoder.encode(str) + "<br>";
});
BtnEle[1].addEventListener("click", () => {
let textDecoder = new TextDecoder();
resEle[1].innerHTML += "Decoded String = " + textDecoder.decode(str1) + "<br>";
});
</script>
</body>
</html>
出力結果
上記のコードをブラウザで開くと、まず次のような初期画面が表示されます。

「ENCODE STRING」ボタンをクリックすると、文字列「Hello world」がUTF-8のバイト列(Uint8Array)にエンコードされて表示されます。

続いて「Decode STRING」ボタンをクリックすると、用意しておいたバイト列が元の文字列「world」にデコードされて表示されます。

まとめ
- TextEncoder:文字列 → Uint8Array(UTF-8バイト列)への変換に使用する
- TextDecoder:バイト列 → 文字列への変換に使用する(UTF-8をはじめ、多数のエンコーディングに対応)
どちらもモダンなブラウザやNode.js環境で標準的に利用できるAPIです。テキストデータとバイナリデータの相互変換が必要な場面、たとえばファイル操作、通信処理、文字コード変換などでぜひ活用してみてください。
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