JavaScriptの型キャスト(型変換)とは?String・Number・Booleanの使い方を解説
型キャスト(型変換)とは?
型キャストとは、あるデータ型を別のデータ型へ明示的に変換することを指します。JavaScriptでは、以下の3つの関数を使った変換が最も一般的です。
String()… 文字列型へ変換Boolean()… 真偽値型へ変換Number()… 数値型へ変換
それぞれの関数に値を渡すだけで、簡単に目的の型へ変換できるのが特徴です。
JavaScriptで型キャストを行うコード例
以下は、JavaScriptで型キャストを行うサンプルコードです。ボタンをクリックすると、値「44」が文字列・数値・真偽値へそれぞれ変換され、結果が画面に表示されます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>サンプル</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result,.sample {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptでの型キャスト</h1>
<div class="sample">44</div>
<div style="color: green;" class="result"></div>
<button class="Btn">ここをクリック</button>
<h3>上のボタンをクリックすると、文字列・数値・真偽値に変換されます。</h3>
<script>
let sampleEle = document.querySelector('.sample');
let resEle = document.querySelector(".result");
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML += '文字列 = '+ (String(sampleEle.innerHTML)+22) + '<br>';
resEle.innerHTML += '数値 = ' + (Number(sampleEle.innerHTML)+22) + '<br>';
resEle.innerHTML += '真偽値 = ' + Boolean(sampleEle.innerHTML) + '<br>';
});
</script>
</body>
</html>実行結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「ここをクリック」ボタンをクリックすると、各型への変換結果が表示されます。

変換結果のポイント
サンプルでは値「44」をそれぞれの型に変換していますが、変換後の挙動には次のような違いがあります。
- String(44) + 22 → 「4422」
文字列に変換されるため、+演算子は数値の加算ではなく文字列の連結として動作します。 - Number(44) + 22 → 「66」
数値に変換されるため、+演算子は数値の加算として動作します。 - Boolean(44) → 「true」
JavaScriptでは、0、空文字列("")、null、undefined、NaN以外の値はすべてtrueに変換されます。
このように、同じ+演算子でもオペランドの型によって動作が変わるため、意図しない結果を避けるにはString()やNumber()などによる明示的な型キャストが非常に有効です。
-
JavaScriptのinnerHTMLとinnerTextの違いとは?実例コードでわかりやすく解説
JavaScriptでHTML要素の中身を取得・操作する際によく使われるプロパティに、innerHTMLとinnerTextがあります。どちらも要素内のテキストを取得するためのものですが、返される内容に大きな違いがあります。 innerHTMLとinnerTextの違い innerHTML — 要素内のテキストを、空白や内部に含まれるタグ(<b>や<i>など)も含めてすべて返します。元のテキストの書式やタグ構造がそのまま保持されるのが特徴です。 innerText — 要素内のテキストのみを返します。余分な空白は除去され、内部のタグも取り除かれた状態になります。 つまり
-
JavaScriptでinnerHTMLを設定する方法をわかりやすく解説
JavaScriptでHTML要素の内容を動的に書き換えたい場合に便利なのが、innerHTMLプロパティです。innerHTMLを使えば、指定した要素の中にHTML文字列をそのまま挿入・置き換えることができます。本記事では、innerHTMLを設定する正しい構文と、実際に動作するサンプルコードを初心者向けに解説します。 innerHTMLを設定する正しい構文 innerHTMLを設定する際の正しい構文は以下のとおりです。 document.getElementById(yourIdName).innerHTML=yourValue; この構文では、まずgetElementById()メソッド