JavaScriptでJSONデータからHTMLを動的に生成する方法
はじめに
Web開発において、APIから取得したJSONデータをHTMLとして画面に表示する処理は非常によく使われるテクニックです。本記事では、JavaScriptのfetchメソッドを使ってJSONデータを取得し、そのデータをもとにHTMLのテーブルを動的に生成する方法を解説します。
補足: 本記事のサンプルコードでは「JSONPlaceholder」というサービスを利用しています。JSONPlaceholderは、テストやプロトタイプ開発のために用意された無料のダミー(フェイク)REST APIであり、実際のサーバーを構築しなくても手軽にJSONデータの取得を試すことができます。
サンプルコード
以下は、ボタンをクリックするとユーザー情報をAPIから取得し、従業員名をテーブルに表示する完全なコード例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.sample {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: red;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JSON配列</h1>
<div class="sample">従業員名</div>
<table border="1" class="employee"></table>
<button class="Btn">ここをクリック</button>
<h3>
上のボタンをクリックすると従業員テーブルが表示されます
</h3>
<script>
let sampleEle = document.querySelector(".employee");
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
fetch("https://jsonplaceholder.typicode.com/users")
.then((response) => response.json())
.then((result) => {
result.forEach((element) => {
sampleEle.innerHTML += "<td>" + element.name;
});
});
});
</script>
</body>
</html>コードの解説
このコードの流れを順番に見ていきましょう。
- イベントリスナーの登録:
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", ...)により、ボタンがクリックされたタイミングで処理が実行されるようにしています。 - データの取得:
fetch()メソッドを使って、JSONPlaceholderの/usersエンドポイントにリクエストを送信し、ユーザー一覧のJSONデータを取得します。 - JSONへの変換: レスポンスに対して
response.json()を呼び出すことで、取得したデータをJavaScriptで扱えるオブジェクト(配列)に変換します。 - HTMLの動的生成:
forEach()で各ユーザーオブジェクトをループ処理し、element.nameの値を<td>タグとともにテーブルのinnerHTMLに追加していきます。
実行結果
ページを開いた直後は、空のテーブルと「ここをクリック」ボタンのみが表示されています。

「ここをクリック」ボタンを押すと、APIから取得したユーザーの名前がテーブル内に次々と追加され、以下のように表示されます。

まとめ
このように、fetch APIとDOM操作を組み合わせることで、外部のJSONデータを簡単にHTMLへ反映させることができます。実務では、取得したデータをより安全に表示するために textContent を使う方法や、createElement によるノード生成なども検討するとよいでしょう。また、モダンな書き方としては async/await 構文を利用することで、さらに可読性の高いコードを書くことも可能です。
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