JavaScriptのsymbol.descriptionプロパティの使い方をわかりやすく解説
JavaScriptのSymbol(シンボル)は、必ず一意になる値を生成できるプリミティブ型です。シンボルには生成時に任意の「説明(description)」を持たせることができ、symbol.descriptionプロパティでその文字列を取得できます。また、[Symbol.toPrimitive]メソッドを使うと、Symbolオブジェクトをプリミティブ値として扱うことができます。
symbol.descriptionプロパティとは
symbol.descriptionは、シンボルを作成する際にSymbol()へ渡した説明文字列を返す読み取り専用プロパティです。説明を指定しなかった場合はundefinedが返ります。
const sym = Symbol('john');
console.log(sym.description); // 結果: "john"
const sym2 = Symbol();
console.log(sym2.description); // 結果: undefined
なお、シンボルは暗黙的に文字列へ変換されないため、文字列として利用したい場合はString(sym)やsym.descriptionを使います。
Symbolオブジェクトをプリミティブ値に変換する構文
シンボルをプリミティブ値として変換するときの基本構文は次のとおりです。
Symbol()[Symbol.toPrimitive](hint);
サンプルコード1:登録されている関数を確認する
次の例では、「結果」ボタンをクリックするとval[Symbol.toPrimitive]の中身がコンソールに出力されます。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<h2>デモページ</h2>
<p>クリックして結果を表示します。</p>
<button onclick="display()">結果</button>
<p id="test"></p>
<script>
function display() {
const val = Symbol('john');
console.log(val[Symbol.toPrimitive]);
}
</script>
</body>
</html>
実行結果

「結果」ボタンをクリックしてください。

コンソールには、シンボルをプリミティブ値へ変換するための組み込み関数(ƒ () { [native code] })が表示されます。
サンプルコード2:引数を渡して実行する
続いて、[Symbol.toPrimitive]に引数を渡して呼び出し、戻り値をコンソールへ出力する例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<h2>デモページ</h2>
<p>クリックして結果を表示します。</p>
<button onclick="display()">結果</button>
<p id="test"></p>
<script>
function display() {
const val = Symbol(2465);
var res = val[Symbol.toPrimitive](99);
console.log(res);
}
</script>
</body>
</html>
実行結果

「結果」ボタンをクリックすると、結果がコンソールに表示されます。

コンソールにはSymbol(2465)が出力されます。[Symbol.toPrimitive]は、対象がシンボルであれば受け取った引数に関係なくそのシンボル自身を返す仕様のためです。
まとめ
- symbol.description:シンボル生成時に渡した説明文字列を取得できる(未指定の場合は
undefined)。 - [Symbol.toPrimitive]:シンボルをプリミティブ値として扱うための組み込みメソッド。シンボル自身を返す。
- シンボルは暗黙的な文字列変換が行われないため、明示的に
String()やdescriptionを利用するのが安全。
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