JavaScriptのDataView.byteOffsetプロパティとは?使い方をわかりやすく解説
DataView オブジェクトの byteOffset プロパティは、その DataView が基となる ArrayBuffer の先頭から何バイト目から参照を始めているか(オフセット)を返すプロパティです。
ArrayBuffer 全体ではなく一部の領域にだけアクセスしたい場合、DataView を作成するときに第2引数でオフセット(バイト単位)を指定できます。byteOffset プロパティを読み取ることで、その指定されたオフセット値を後から確認することが可能です。
構文(シンタックス)
byteOffset はメソッドではなくプロパティのため、括弧を付けずに次のように記述します。
dataView.byteOffset;
戻り値として、ArrayBuffer の先頭からのバイト数(整数)が返されます。DataView 作成時にオフセットを指定しなかった場合は「0」が返ります。
サンプルコード1:オフセット未指定の場合
まずは、オフセットを指定せずに DataView を作成した場合の例を見てみましょう。
<html>
<head>
<title>JavaScript Example</title>
</head>
<body>
<script type="text/javascript">
var arrayBuffer = new ArrayBuffer(114);
var dataView = new DataView(arrayBuffer);
document.write("バッファ全体のサイズ: " + dataView.buffer.byteLength + "<br>");
document.write("byteOffsetの値: " + dataView.byteOffset);
</script>
</body>
</html>
実行結果
バッファ全体のサイズ: 114 byteOffsetの値: 0
この例では、114 バイトの ArrayBuffer を作成し、そこから DataView を生成しています。オフセットを指定していないため、byteOffset には「0」が格納されています。
サンプルコード2:オフセットを指定した場合
続いて、DataView の生成時にオフセットを指定した場合の例です。
<html>
<head>
<title>JavaScript Example</title>
</head>
<body>
<script type="text/javascript">
var arrayBuffer = new ArrayBuffer(114);
// 先頭から16バイト目以降を参照するDataViewを作成
var dataView = new DataView(arrayBuffer, 16);
document.write("byteOffsetの値: " + dataView.byteOffset);
</script>
</body>
</html>
実行結果
byteOffsetの値: 16
このように、DataView を作成する際に第2引数へ「16」を渡すと、バッファの先頭から 16 バイト目を起点とした領域が扱われるため、byteOffset プロパティは「16」を返します。
まとめ
- byteOffset は、DataView が ArrayBuffer のどの位置からデータを参照しているかを示すプロパティである。
- 読み取り専用のプロパティであり、括弧を付けずにアクセスする。
- オフセットを指定せずに DataView を作成した場合の初期値は「0」。
- 大きなバッファの一部だけを切り出して扱う際に、現在の参照開始位置を確認するのに役立つ。
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