JavaScriptで学ぶ二分探索木(Binary Search Tree)の基本と操作方法
二分探索木とは
二分探索木は、通常の木構造とは異なる特別な性質を持つデータ構造です。この性質により、データの検索・挿入・削除を効率的に行うことができます。
二分探索木では、各ノードが次のルールに従わなければなりません。
- ノードの左の子は、必ず親ノードより小さい値を持つ
- ノードの右の子は、必ず親ノードより大きい値を持つ

この規則が成り立つことで、値を探す際に「目的の値より小さければ左へ、大きければ右へ」と分岐をたどるだけで済み、探索範囲を毎回半分に絞り込めます。そのため、整列された配列に対する二分探索と同様の効率性が得られます。
本記事を含む木構造のセクションでは、主にこの二分探索木を中心に解説を進めていきます。
二分探索木に対する主な操作
JavaScriptで二分探索木を実装する際には、一般的に以下のような操作を定義します。
- キーの挿入 … 木の中に新しい値を適切な位置に追加する
- 中間順走査 … 左→根→右の順でノードを訪問する(昇順ソート結果が得られる)
- 先行順走査 … 根→左→右の順でノードを訪問する
- 後行順走査 … 左→右→根の順でノードを訪問する
- 値の検索 … 特定の値が木に存在するかどうかを調べる
- 最小値の検索 … 木の中で最も小さい値を見つける(常に左端のノード)
- 最大値の検索 … 木の中で最も大きい値を見つける(常に右端のノード)
- 葉ノードの削除 … 子を持たないノードを木から取り除く
これらの操作を理解することで、二分探索木の仕組みとその強力さを実感できるでしょう。以降のセクションでは、それぞれの操作をJavaScriptのコードとともに詳しく見ていきます。
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