HTML5キャンバスで基本のアニメーションを実装する方法
HTML5のcanvas要素には、図形や画像を描画するためのメソッドが用意されており、描画内容を消去することも可能です。これらをJavaScriptと組み合わせることで、キャンバス上で滑らかなアニメーションを表現できます。
キャンバスアニメーションの基本的な仕組み
キャンバスアニメーションは、次の手順を短い間隔で繰り返すことで実現されます。
- 状態を更新する: 位置や角度などの描画情報を少しずつ変化させる
- 前のフレームを消去する: 古い描画内容をクリアして残像を防ぐ
- 再描画する: 新しい状態で図形や画像を描き直す
今回のサンプルでは、setInterval()を使って100ミリ秒ごとに描画関数を呼び出し、現在時刻から算出した角度で画像を回転させています。
サンプルコード
以下のコードを保存してブラウザで開くと、画像が中心を軸に回転するアニメーションを確認できます。
<!DOCTYPE HTML>
<html>
<head>
<script>
var pattern = new Image();
function animate(){
pattern.src = '/html5/images/pattern.jpg';
setInterval(drawShape, 100);
}
function drawShape(){
// DOMを使ってcanvas要素を取得
var canvas = document.getElementById('mycanvas');
// canvas非対応の環境では実行しない
if (canvas.getContext){
// getContextで2D描画コンテキストを取得
var ctx = canvas.getContext('2d');
ctx.fillStyle = 'rgba(0,0,0,0.4)';
ctx.strokeStyle = 'rgba(0,153,255,0.4)';
ctx.save();
ctx.translate(150,150);
var time = new Date();
ctx.rotate( ((2*Math.PI)/6)*time.getSeconds() + ((2*Math.PI)/6000)*time.getMilliseconds() );
ctx.translate(0,28.5);
ctx.drawImage(pattern,-3.5,-3.5);
ctx.restore();
} else {
alert('このデモを表示するにはSafariまたはFirefox 1.5以降が必要です。');
}
}
</script>
</head>
<body onload="animate();">
<canvas id="mycanvas" width="400" height="400"></canvas>
</body>
</html>
コードのポイント
- setInterval(drawShape, 100): 100ミリ秒間隔でdrawShape()を繰り返し呼び出し、アニメーションを継続させます。
- canvas.getContext('2d'): キャンバスに描画するための2Dコンテキストを取得します。
- save() / restore(): 座標系の状態を保存・復元し、変換処理が他の描画に影響しないようにします。
- translate() / rotate(): 原点を移動し、現在時刻に応じて算出した角度で座標系を回転させます。
- drawImage(): 読み込んだ画像を指定した位置に描画します。
まとめ
このように、canvasの描画メソッドとJavaScriptのタイマー処理を組み合わせるだけで、手軽にアニメーションを実装できます。より滑らかでパフォーマンスの高い動きを目指す場合は、ブラウザの描画タイミングに同期できるrequestAnimationFrame()の利用も検討してみてください。
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