JavaScriptのFunction()コンストラクターで関数を定義する方法をわかりやすく解説
Function()コンストラクターとは
JavaScriptでは、new Function()というコンストラクターを使って、関数を動的に生成することができます。このコンストラクターは任意の数の文字列引数を受け取ります。
- 最後の引数が関数の本体(ボディ)になります。ここには、セミコロンで区切られた任意のJavaScript文を記述できます。
- それ以前の引数はすべて、関数の仮引数名として扱われます。
基本構文
var func = new Function("引数1", "引数2", ..., "関数本体");たとえば、2つの数値を掛け合わせる関数を作る場合は次のように書きます。
var func = new Function("x", "y", "return x * y;");実際の使用例
以下のコードでは、Function()コンストラクターで作成した関数をボタンのクリック時に呼び出し、計算結果を画面に表示しています。
<html>
<head>
<script>
// 引数xとyを受け取り、その積を返す関数を動的に生成
var func = new Function("x", "y", "return x*y;");
function multiplyFunction(){
var result;
result = func(15, 35); // 15 × 35 = 525
document.write(result);
}
</script>
</head>
<body>
<p>下のボタンをクリックすると関数が呼び出されます</p>
<form>
<input type="button" onclick="multiplyFunction()" value="関数を呼び出す">
</form>
</body>
</html>この例では、func(15, 35)が実行されると、文字列で渡された処理return x*y;が評価され、結果として525が表示されます。
利用する際の注意点
Function()コンストラクターは便利な一方で、いくつか留意すべき点があります。
- グローバルスコープで評価される: コンストラクターで生成された関数は、呼び出し元のローカル変数にはアクセスできず、常にグローバルスコープで実行されます。
- パフォーマンスへの影響: 関数本体が文字列として渡されるため、コードの解析・コンパイルが実行時に行われ、通常の関数宣言より遅くなる場合があります。
- セキュリティリスク: ユーザー入力などをそのまま関数本体に渡すと、意図しないコード実行につながる恐れがあります。信頼できない文字列は絶対に渡さないようにしましょう。
これらの理由から、実務ではfunction宣言やアロー関数式を使うのが一般的ですが、実行時に動的にコードを組み立てたい特殊なケースでは、Function()コンストラクターが有効な選択肢となります。
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