Pythonのreturnステートメントとは?print()との違いをわかりやすく解説
Pythonのprint()関数は、文字列や数値をコンソールに出力(表示)するための関数です。一方、returnステートメントは、関数が呼び出されたときにその戻り値を画面に表示するものではありません。
returnステートメントの主な役割は次の2つです。
- 関数内で処理した結果(値)を、呼び出し元へ返すこと
- returnが実行された時点で、たとえそれが関数の最後の文でなくても、関数を即座に終了させること
値を返す関数は「実りある関数(fruitful function)」と呼ばれることがあります。また、多くの他のプログラミング言語では、値を返さない関数は「プロシージャ(procedure)」と呼ばれます。
コード例:戻り値を別の関数で使う
以下のコードでは、foo()が呼び出されたときに返される値(この場合は2)が、bar()の中で利用されています。これらの戻り値は、printを使って明示的に出力した場合にのみコンソールに表示されます。
def foo():
print("Hello from within foo")
return 2
def bar():
return 10 * foo()
print(foo())
print(bar())
出力結果
Hello from within foo 2 Hello from within foo 20
この出力結果を見ると、bar()の中からfoo()が呼び出されたときには、foo()の戻り値である「2」はコンソールに書き込まれていません。代わりに、その値はbar()の戻り値(10 × 2 = 20)を計算するために使われています。つまり、returnで返された値は、printしない限り画面には現れず、内部で自由に加工・再利用できるのです。
print()とreturnの違いまとめ
- print():値をコンソールに表示するだけ。関数の処理はそのまま続行され、戻り値としてはNoneを返す。
- return:値を呼び出し元に渡し、その時点で関数を終了する。画面への表示は一切行わない。
この違いを理解しておくと、「計算結果を画面に見せたいのか」「後続の処理に値を渡したいのか」に応じて、printとreturnを適切に使い分けられるようになります。
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