Pythonのre.match関数とは?正規表現で文字列をマッチングする方法を解説
re.match() 関数は、指定した文字列の先頭に対して正規表現パターンが一致するかどうかを調べるための関数です。必要に応じてフラグ(flags)を組み合わせて、マッチングの挙動を細かく制御することもできます。
構文
re.match() 関数の基本的な構文は以下のとおりです。
re.match(pattern, string, flags=0)
パラメータの説明
| No. | パラメータと説明 |
|---|---|
| 1 | pattern マッチさせたい正規表現パターンを指定します。 |
| 2 | string 検索対象となる文字列です。文字列の先頭からパターンとの一致が試みられます。 |
| 3 | flags ビット単位のOR演算子( |)を使って、複数のフラグを同時に指定できます。フラグはマッチングの動作を変更する修飾子として機能します。 |
よく使われる主なフラグ
| フラグ | 説明 |
|---|---|
re.I | 大文字・小文字を区別せずにマッチングを行います(IGNORECASE)。 |
re.M | ^ や $ が各行の先頭・末尾にも一致するようになります(MULTILINE)。 |
re.S | ドット(.)が改行文字にも一致するようになります(DOTALL)。 |
戻り値とmatchオブジェクト
re.match() 関数は、マッチに成功した場合は matchオブジェクト を返し、失敗した場合は None を返します。マッチした実際の文字列を取り出すには、matchオブジェクトが持つ以下のメソッドを使用します。
| No. | matchオブジェクトのメソッドと説明 |
|---|---|
| 1 | group(num=0) マッチした文字列全体、または指定した番号(num)のサブグループを返します。 |
| 2 | groups() マッチしたすべてのサブグループをタプル形式で返します(該当するグループがない場合は空のタプルを返します)。 |
使用例
次の例では、文字列「Cats are smarter than dogs」に対して正規表現パターンを適用し、マッチした部分を取り出しています。
#!/usr/bin/python
import re
line = "Cats are smarter than dogs"
matchObj = re.match(r'(.*) are (.*?) .*', line, re.M | re.I)
if matchObj:
print("matchObj.group() : ", matchObj.group())
print("matchObj.group(1) : ", matchObj.group(1))
print("matchObj.group(2) : ", matchObj.group(2))
else:
print("No match!!")
実行結果
上記のコードを実行すると、以下のような出力が得られます。
matchObj.group() : Cats are smarter than dogs matchObj.group(1) : Cats matchObj.group(2) : smarter
結果の解説
group()… パターン全体にマッチした文字列「Cats are smarter than dogs」を返します。group(1)… 最初のキャプチャグループ(.*)に対応する「Cats」を返します。group(2)… 2番目のキャプチャグループ(.*?)に対応する「smarter」を返します。
補足:re.match()とre.search()の違い
re.match() は文字列の先頭のみを対象にマッチングを行うのに対し、re.search() は文字列全体を走査して最初に一致した箇所を見つけます。文字列の途中にあるパターンを検出したい場合は re.search() を使うのが適切です。用途に応じて両者を使い分けましょう。
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