Pythonで指定したサイズのファイルを作成する方法
Pythonで特定のサイズのファイルを作成するのはとても簡単です。基本的な考え方は、作成したいファイルサイズ(バイト数)の位置までシーク(seek)し、そこに1バイトだけ書き込むというものです。
スパースファイルを作成する例
with open('my_file', 'wb') as f:
f.seek(1024 * 1024 * 1024) # 1GB の位置へ移動
f.write(b'0')
このコードを実行すると、見かけ上は1GBのファイルが作成されます。しかし、実際にはディスク容量をほとんど消費しません。これはスパースファイル(疎なファイル)と呼ばれるもので、ファイルシステムが実際にデータが書き込まれた部分に対してのみストレージを割り当てる仕組みを利用しています。ファイルの論理サイズは1GBですが、実使用容量はごくわずかです。
実際にディスク容量を消費するファイルを作成する例
テスト用のダミーファイルなど、実際にディスク領域を占有する完全なファイルが必要な場合は、指定サイズ分のデータをすべて書き込みます。
with open('my_file', 'wb') as f:
num_chars = 1024 * 1024 * 1024 # 1GB 分
f.write(b'0' * num_chars)
この方法では1GB分のデータが実際に書き込まれるため、処理には時間がかかりますが、確実にそのサイズのディスク領域が確保されます。
補足:os.truncate() を使う方法
Python 3.3以降では、os.truncate()を使っても同様にスパースファイルを作成できます。
import os
with open('my_file', 'wb') as f:
os.truncate(f.fileno(), 1024 * 1024 * 1024) # 1GB
用途に応じて使い分けましょう。高速にファイルサイズだけ確保したい場合はシークやtruncateによるスパースファイル方式を、実際にデータを書き込んだ完全なファイルが必要な場合は全データ書き込み方式を選択するとよいでしょう。
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