Python 3の標準データ型とは?数値・シーケンス・辞書の基本をわかりやすく解説
Python 3の標準データ型の概要
Python 3に標準で用意されているデータ型は、大きく分けて「数値型」「シーケンス型」「辞書(ディクショナリ)型」の3つに分類できます。辞書はキーと値のペアを格納するコレクションであり、Pythonプログラミングにおいて最も頻繁に使われるデータ構造の一つです。
数値型(Numeric Types)
数値型には「整数(int)」「浮動小数点数(float)」「複素数(complex)」の3種類があります。
- 整数(int):小数点を含まない整数値です。例:10、-10
- 浮動小数点数(float):小数部分を持つ実数です。例:1.55、0.005
- 複素数(complex):実部と虚部の2つの要素から構成される数値です。
複素数の虚部は、浮動小数点数に虚数単位 j を掛けることで表現されます。j は -1 の平方根に等しい虚数値です。例えば 2+3j や 5.6-1.5j のように記述します。
シーケンス型(Sequence Types)
Pythonのシーケンス型には「文字列(str)」「リスト(list)」「タプル(tuple)」が含まれます。
文字列(str)
文字列は、任意の文字をシングルクォート(')、ダブルクォート(")、またはトリプルクォート(''' や """)で囲んだものです。例:'hello'、"how are you"
リスト(list)
リストは、角括弧 [ ] で囲まれた順序付きのコレクションです。要素の追加・削除・変更が可能なミュータブル(変更可能)なデータ型です。例:[1,2,3,4]
タプル(tuple)
タプルも順序付きのシーケンスですが、丸括弧 ( ) で囲まれ、一度作成すると要素を変更できないイミュータブル(変更不可)な点がリストと異なります。例:(1,2,3,4)
辞書型(Dictionary)
辞書はキーと値のペアを格納する順序なしのコレクションです。キーには数値、文字列、タプルなどのイミュータブル(変更不可)な型を使用でき、同じ辞書オブジェクト内でキーが重複することは許されません。値には任意のデータ型を指定できます。例:{'a':1, 'b':2, 'c':3}
各データ型の記述例まとめ
10, -10 -> 整数(int)
1.55, 0.005 -> 浮動小数点数(float)
2+3j, 5.6-1.5j -> 複素数(complex)
'hello', "how are you" -> 文字列(str)
[1,2,3,4] -> リスト(list)
(1,2,3,4) -> タプル(tuple)
{'a':1, 'b':2, 'c':3} -> 辞書(dict)これらの標準データ型を使い分けることで、Pythonでは柔軟かつ効率的にさまざまなデータを扱うことができます。初心者の方はまず、それぞれの型の特徴と用途の違いをしっかり押さえておきましょう。
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