Pythonの主なデータ型変換関数まとめ|int・float・str・listなどの使い方を実例付きで解説
Pythonには、あるデータ型から別のデータ型へ値を変換するための組み込み関数が多数用意されています。この記事では、数値変換やコレクション変換に使える主要なデータ変換関数を、実際の実行例とともにわかりやすく解説します。
数値データの変換関数
int():整数への変換
浮動小数点数や、整数を表す文字列を整数(int)オブジェクトに変換します。文字列を変換する場合は、第2引数に基数を指定することで、8進数や16進数の文字列を整数に変換することもできます。
>>> int('11')
11
>>> int(11.15)
11
>>> int('20', 8)
16
>>> int('20', 16)
32
float():浮動小数点数への変換
整数に小数部分「.0」を付けて浮動小数点数にしたり、小数を表す文字列をfloatオブジェクトに変換したりできます。
>>> float(11)
11.0
>>> float('11.11')
11.11
complex():複素数への変換
2つの数値を引数として受け取り、複素数オブジェクトを返します。第1引数が実部となり、第2引数に虚数単位jを掛けたものが虚部になります。
>>> complex(2.5, 3.5) (2.5+3.5j)
文字列への変換
str():あらゆるオブジェクトを文字列化
任意のデータ型のオブジェクトを文字列表現に変換します。数値だけでなく、リスト・タプル・辞書といったコレクションもそのまま文字列にできます。
>>> str(10) # int → str '10' >>> str(11.11) # float → str '11.11'
>>> str([1,2,3]) # リスト → 文字列
'[1, 2, 3]'
>>> str((1,2,3)) # タプル → 文字列
'(1, 2, 3)'
>>> str({1:100,2:200})
'{1: 100, 2: 200}'
コレクション型の相互変換
list():リストへの変換
文字列やタプルをリストオブジェクトに変換します。また、辞書のキーを元にリストを作成することも可能です。
>>> list("TutorialsPoint")
['T', 'u', 't', 'o', 'r', 'i', 'a', 'l', 's', 'P', 'o', 'i', 'n', 't']
>>> list((1,2,3))
[1, 2, 3]
>>> list({'a':11,'b':22,'c':33})
['a', 'b', 'c']
tuple():タプルへの変換
文字列やリストをタプルオブジェクトに変換します。こちらも辞書のキーからタプルを生成できます。
>>> tuple('TutorialsPoint')
('T', 'u', 't', 'o', 'r', 'i', 'a', 'l', 's', 'P', 'o', 'i', 'n', 't')
>>> tuple([1,2,3])
(1, 2, 3)
>>> tuple({'a':11,'b':22,'c':33})
('a', 'b', 'c')
dict():辞書への変換
キーと値のペアとなる2要素のタプルを含むリストを受け取り、辞書オブジェクトを返します。
>>> dict([(1,1),(2,2)])
{1: 1, 2: 2}
まとめ
Pythonのデータ変換は、これらの組み込み関数を使うことで直感的かつ柔軟に行えます。int()・float()による数値変換、str()による文字列化、list()・tuple()・dict()によるコレクション間の変換は、日常的なプログラミングで頻繁に登場する基本操作です。用途に応じて適切な関数を選び、型変換を活用しましょう。
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