Pythonのブール演算子とは?and・or・notの基本と使い方をわかりやすく解説
Pythonにおけるブール演算子の基本
Pythonでは、and、or、not の3つの論理演算子が提供されており、これらは「ブール演算子」とも呼ばれます。条件分岐や繰り返し処理など、プログラムの制御フローを組み立てる際に欠かせない重要な演算子です。
それぞれの演算子には以下のような特徴があります。
- and:2つのオペランド(被演算子)を必要とし、両方が真(True)の場合にのみ True を返す
- or:2つのオペランドを必要とし、どちらか一方でも真であれば True を返す
- not:1つのオペランドを必要とし、その真偽値を反転させる
and演算子:両方が真のときだけTrueを返す
ブール演算子 and は、左右のオペランドがどちらもTrueの場合にのみ True を返します。片方でもFalseであれば、結果はFalseになります。
>>> a=50 >>> b=25 >>> a>40 and b>40 False >>> a>100 and b<50 False >>> a==0 and b==0 False >>> a>0 and b>0 True
上記の例を見ると、a>40 and b>40 は b>40 が False であるため結果も False になります。一方、最後の a>0 and b>0 は両方の条件が成立しているため True が返されています。
or演算子:どちらか一方が真ならTrueを返す
ブール演算子 or は、少なくとも1つのオペランドがTrueであれば True を返します。両方がFalseの場合にのみ False になります。
>>> a=50 >>> b=25 >>> a>40 or b>40 True >>> a>100 or b<50 True >>> a==0 or b==0 False >>> a>0 or b>0 True
例えば a>40 or b>40 は、a>40 がTrueであるため、b>40 がFalseでも全体の結果は True になります。a==0 or b==0 のように両方の条件が不成立の場合だけ False となる点に注目してください。
not演算子:真偽値を反転させる
not 演算子は単一のオペランドを受け取り、その評価結果がFalseであれば True を、Trueであれば False を返します。つまり、条件の否定を表現したいときに使います。
>>> a=10 >>> a>10 False >>> not(a>10) True
この例では a>10 はFalseですが、not を付けることで結果が反転し、True が返されます。
まとめ
| 演算子 | 必要なオペランド数 | Trueを返す条件 |
|---|---|---|
| and | 2つ | 両方がTrueのとき |
| or | 2つ | どちらか一方でもTrueのとき |
| not | 1つ | オペランドがFalseのとき |
and・or・not の3つのブール演算子を使いこなせるようになると、複雑な条件式も簡潔に書けるようになります。if文やwhile文との組み合わせで頻繁に登場するため、しっかり理解しておきましょう。
-
Pythonの算術演算子一覧!基本的な使い方をコード例付きで解説
Pythonには、数値計算を行うためのさまざまな算術演算子が用意されています。加算・減算・乗算・除算といった基本操作から、剰余やべき乗まで、これらの演算子を使いこなせるようになると、Pythonでのプログラミングがぐっと快適になります。この記事では、Pythonで使える主要な算術演算子の種類と、それぞれの具体的な使い方をサンプルコード付きでわかりやすく解説します。1. 「+」加算(足し算)「+」は加算演算子です。左右のオペランド(演算の対象となる値)同士を足し合わせた結果を返します。>>> a = 5 >>> b = 7 >>> c = a
-
Pythonの基本演算子一覧|7種類の演算子の使い方を徹底解説
Pythonには、値や変数に対してさまざまな処理を行うための「演算子」が多数用意されています。演算子はその役割によって、算術演算子・比較(関係)演算子・論理演算子・ビット演算子・代入演算子・同一性演算子・メンバーシップ演算子の7種類に分類されます。この記事では、それぞれの種類ごとに使い方をわかりやすく解説します。 1. 算術演算子 数値の計算に使用する最も基本的な演算子です。 +:加算(足し算) -:減算(引き算) *:乗算(掛け算) /:除算(割り算)。結果は常に浮動小数点数になる //:切り捨て除算。小数点以下を切り捨てた結果を返す %:剰余(割り算の余り) a = 10 b = 3