Pythonで「Hello World」を出力する方法|対話モードとスクリプトモードの実行手順を解説
Pythonの学習は、まず「Hello World」プログラムの実行から始めるのが定番です。この記事では、Pythonには主に2つの実行モードがあることを踏まえ、それぞれのモードで「Hello World」を表示する手順をわかりやすく解説します。
1. 対話モード(インタラクティブモード)での実行
対話モードとは、スクリプトファイルを指定せずにPythonインタプリタを直接起動し、1行ずつコードを入力してその場で結果を確認できるモードです。
インタプリタの起動
ターミナル(コマンドプロンプト)で、引数なしでpythonコマンドを実行すると、次のようなプロンプトが表示されます。
$ python Python 2.4.3 (#1, Nov 11 2010, 13:34:43) [GCC 4.1.2 20080704 (Red Hat 4.1.2-48)] on linux2 Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
>>>という記号が表示されれば、対話モードが正常に起動しています。
Hello Worldの実行
プロンプトに対して、次のように入力してEnterキーを押します。
>>> print "Hello, Python!"
すると、画面に次の結果が出力されます。
Hello, Python!
Python 3の場合の注意点
上記の例は古いPython 2系の書き方です。現在主流のPython 3では、printは関数として扱われるため、必ず括弧を付けて次のように記述します。
print("Hello, Python!")
Python 3環境で括弧なしのprint "Hello, Python!"と入力すると、構文エラー(SyntaxError)になるので注意しましょう。
2. スクリプトモードでの実行
スクリプトモードとは、コードをファイルに保存しておき、インタプリタにそのファイルを渡して一括実行する方式です。インタプリタはスクリプトの実行が完了するまで処理を続け、終了後は自動的に停止します。実際の開発では、こちらのスクリプトモードが主に使われます。
スクリプトファイルの作成
Pythonのソースファイルには、拡張子「.py」を付けます。テキストエディタで新規ファイルを作成し、ファイル名をtest.pyとして、次のコードを保存してください。
print("Hello, Python!")
スクリプトの実行
PythonインタプリタがPATH環境変数に設定されているものとして、ターミナルから次のコマンドでプログラムを実行します。
$ python test.py
実行結果
Hello, Python!
3. 実行権限を付けて直接実行する方法(Linux / macOS)
Unix系OS(LinuxやmacOS)では、シバン(shebang)と呼ばれる特別な1行目を追加することで、pythonコマンドを明示しなくてもスクリプトを直接実行できます。test.pyを次のように書き換えてみましょう。
#!/usr/bin/python
print("Hello, Python!")
1行目の#!/usr/bin/pythonは、「このスクリプトは/usr/binディレクトリにあるPythonインタプリタで実行する」という宣言です。あらかじめPythonが/usr/binにインストールされていることが前提となります。
実行権限の付与と実行
続いて、chmodコマンドでファイルに実行権限を付与し、スクリプトを直接実行します。
$ chmod +x test.py # ファイルを実行可能にする $ ./test.py
実行結果
Hello, Python!
まとめ
Pythonで「Hello World」を表示する方法は、大きく分けて以下の3通りがあります。
- 対話モード: ターミナルで
pythonを起動し、その場でコードを入力して即座に結果を確認できる。動作検証や学習に便利。 - スクリプトモード: 拡張子
.pyのファイルにコードを保存し、python ファイル名で実行する。実際の開発の基本形。 - 直接実行: シバン行を追加し、実行権限を付けたうえで
./test.pyのように実行する。Unix系OSで便利。
まずは対話モードで手軽に試してみて、慣れてきたらスクリプトモードで本格的なプログラム作成に挑戦してみてください。
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