Pythonのタプル(tuple)データ型とは?基本と使い方を徹底解説
タプル(tuple)とは
タプルは、リストとよく似たもう一つのシーケンス型(シーケンスデータ型)です。タプルは、カンマで区切られた複数の値によって構成されます。リストとの大きな違いは、タプルが丸括弧 ( ) で囲まれるという点です。
リストとタプルの主な違い
リストとタプルの違いは、次のようにまとめられます。
- リストは角括弧
[ ]で囲み、要素やサイズを後から変更できる。 - タプルは丸括弧
( )で囲み、一度作成すると更新できない。
そのため、タプルは「読み取り専用(read-only)のリスト」と考えることができます。変更されない固定データを扱いたい場合に、タプルは非常に便利です。
タプルの基本的な使い方(サンプルコード)
以下は、タプルの作成と各種操作を行う例です。
#!/usr/bin/python
tuple = ('abcd', 786, 2.23, 'john', 70.2)
tinytuple = (123, 'john')
print(tuple) # タプル全体を表示
print(tuple[0]) # 最初の要素を表示
print(tuple[1:3]) # 2番目〜3番目の要素を表示(スライス)
print(tuple[2:]) # 3番目以降の要素を表示
print(tinytuple * 2) # タプルを2回繰り返して表示
print(tuple + tinytuple) # 2つのタプルを連結して表示実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
('abcd', 786, 2.23, 'john', 70.2)
abcd
(786, 2.23)
(2.23, 'john', 70.2)
(123, 'john', 123, 'john')
('abcd', 786, 2.23, 'john', 70.2, 123, 'john')タプルは更新できない
次のコードは、タプルに対して値を更新しようとしているため不正な操作となります。一方、リストの場合は同じ操作でも問題なく実行できます。
#!/usr/bin/python
tuple = ('abcd', 786, 2.23, 'john', 70.2)
list = ['abcd', 786, 2.23, 'john', 70.2]
tuple[2] = 1000 # タプルへの代入は不可(TypeErrorが発生)
list[2] = 1000 # リストへの代入は有効このように、タプルにインデックスを使って新しい値を代入しようとすると、Pythonでは TypeError: 'tuple' object does not support item assignment というエラーが発生します。データの意図しない変更を防ぎたい場合には、リストではなくタプルを使用するのが適切です。
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