Pythonの代入演算子とは?基本の「=」から複合代入演算子まで徹底解説
Pythonの代入演算子とは
代入演算子は、変数に値を格納(代入)するために使用される演算子です。Pythonでは、最も基本的な「=」のほかに、計算と代入を同時に行える「複合代入演算子」(+=、-=、*= など)が用意されており、コードをより簡潔に記述できます。
ここでは、変数 a が 10、変数 b が 20 を保持している場合を例に、各代入演算子の動作を確認していきましょう。
代入演算子の一覧
| 番号 | 演算子と説明 | 使用例 |
|---|---|---|
| 1 | =(代入) 右側のオペランドの値を、左側のオペランドに代入します。 | c = a + b → a + b の計算結果を c に代入 |
| 2 | +=(加算代入) 左オペランドに右オペランドを加算し、その結果を左オペランドに代入します。 | c += a は c = c + a と同じ |
| 3 | -=(減算代入) 左オペランドから右オペランドを減算し、その結果を左オペランドに代入します。 | c -= a は c = c - a と同じ |
| 4 | *=(乗算代入) 左オペランドに右オペランドを乗算し、その結果を左オペランドに代入します。 | c *= a は c = c * a と同じ |
| 5 | /=(除算代入) 左オペランドを右オペランドで除算し、その結果を左オペランドに代入します。 | c /= a は c = c / a と同じ |
| 6 | %=(剰余代入) 2つのオペランドで剰余(余り)を求め、その結果を左オペランドに代入します。 | c %= a は c = c % a と同じ |
| 7 | **=(べき乗代入) 指数(べき乗)計算を行い、その結果を左オペランドに代入します。 | c **= a は c = c ** a と同じ |
| 8 | //=(切り捨て除算代入) 小数点以下を切り捨てる除算を行い、その結果を左オペランドに代入します。 | c //= a は c = c // a と同じ |
サンプルコード
次のプログラムは、各代入演算子の実際の動作を確認できるPython 3のコードです。
a = 21
b = 10
c = 0
# 基本の代入
c = a + b
print("Line 1 - c の値:", c)
# 加算代入(c = c + a と同じ)
c += a
print("Line 2 - c の値:", c)
# 乗算代入(c = c * a と同じ)
c *= a
print("Line 3 - c の値:", c)
# 除算代入(c = c / a と同じ)
c /= a
print("Line 4 - c の値:", c)
# 剰余代入(c = c % a と同じ)
c = 2
c %= a
print("Line 5 - c の値:", c)
# べき乗代入(c = c ** a と同じ)
c **= a
print("Line 6 - c の値:", c)
# 切り捨て除算代入(c = c // a と同じ)
c //= a
print("Line 7 - c の値:", c)実行結果
上記のプログラムを実行すると、次のような出力が得られます。
Line 1 - c の値: 31 Line 2 - c の値: 52 Line 3 - c の値: 1092 Line 4 - c の値: 52.0 Line 5 - c の値: 2 Line 6 - c の値: 2097152 Line 7 - c の値: 99864
ポイントまとめ
- 「+=」などの複合代入演算子を使うと、「c = c + a」のような処理を短く簡潔に書けます。
- 「/=」による除算はPython 3では結果が浮動小数点数(float)になるため、出力が「52.0」になります。
- 「//」は小数点以下を切り捨てる除算、「%」は割り算の余りを求める演算子です。
- 「**」はべき乗を計算する演算子で、2 ** 21 の結果は 2097152 になります。
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