C#の複合代入演算子とは?種類と使い方をわかりやすく解説
複合代入演算子(Compound Assignment Operator)は、演算結果を変数に代入するまでの処理を、より短い構文で記述できる演算子です。まず2つのオペランドに対して演算が行われ、その結果が最初のオペランドに代入されます。
たとえば val += 3 は val = val + 3 と同じ意味になり、コードが簡潔で読みやすくなるのが特徴です。C#では以下のような複合代入演算子が用意されています。
C#の複合代入演算子一覧
| No. | 演算子と名称 |
|---|---|
| 1 | += 加算代入(Addition Assignment) |
| 2 | -= 減算代入(Subtraction Assignment) |
| 3 | *= 乗算代入(Multiplication Assignment) |
| 4 | /= 除算代入(Division Assignment) |
| 5 | %= 剰余代入(Modulo Assignment) |
| 6 | &= ビットごとのAND代入(Bitwise AND Assignment) |
| 7 | |= ビットごとのOR代入(Bitwise OR Assignment) |
| 8 | ^= ビットごとのXOR代入(Bitwise XOR Assignment) |
| 9 | <<= 左シフト代入(Left Shift Assignment) |
| 10 | >>= 右シフト代入(Right Shift Assignment) |
| 11 | => ラムダ演算子(Lambda Operator) |
それでは、C#における複合代入演算子の実際の使い方を、サンプルコードで確認してみましょう。
サンプルコード
using System;
namespace Program {
class MyClass {
public static void Main(string[] args) {
int val = 7;
val += 3;
Console.WriteLine("加算代入: " + val);
val -= 2;
Console.WriteLine("減算代入: " + val);
val *= 7;
Console.WriteLine("乗算代入: " + val);
val /= 7;
Console.WriteLine("除算代入: " + val);
val %= 5;
Console.WriteLine("剰余代入: " + val);
val &= 9;
Console.WriteLine("ビットごとのAND代入: " + val);
val <<= 3;
Console.WriteLine("左シフト代入: " + val);
val >>= 5;
Console.WriteLine("右シフト代入: " + val);
}
}
}実行結果
加算代入: 10 減算代入: 8 乗算代入: 56 除算代入: 8 剰余代入: 3 ビットごとのAND代入: 1 左シフト代入: 8 右シフト代入: 0
処理内容のポイント
- 加算代入(+=):初期値7に3を加えて10になります。
- 減算代入(-=):10から2を引いて8になります。
- 乗算代入(*=):8に7を掛けて56になります。
- 除算代入(/=):56を7で割って8になります。
- 剰余代入(%=):8を5で割った余りの3になります。
- AND代入(&=):3と9のビットごとのAND演算で1になります。
- 左シフト代入(<<=):1を3ビット左にシフトして8になります。
- 右シフト代入(>>=):8を5ビット右にシフトして0になります。
このように、複合代入演算子を使うことで「演算」と「代入」を1文でまとめて書けるため、コードの可読性が向上します。特にカウンタの増減や累積計算など、頻繁に使われる処理では積極的に活用するとよいでしょう。
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