Pythonのmath.fsum()関数とは?構文と使い方を実例付きで解説
Pythonのfsum()関数は、指定した範囲(range)やイテラブル(反復可能オブジェクト)に含まれる数値の合計を計算するための関数です。この関数を使用するには、標準ライブラリであるmathモジュールのインポートが必要です。浮動小数点数の計算誤差を抑えて高精度な合計値を求められるため、数学的な処理全般で広く活用されています。
構文
fsum()関数の基本構文は以下のとおりです。
math.fsum( iterable )
引数には、rangeオブジェクト、配列、リストなどのイテラブルを指定できます。
戻り値
合計値が浮動小数点数(float型)として返されます。
以下では、範囲(range)に対してfsum()を使用する例と、リスト内の複数要素の合計を求める例を紹介します。
使用例
import math # range を使った場合 print(math.fsum(range(12))) # 整数のリスト listA = [5, 12, 11] print(math.fsum(listA)) # 浮動小数点数のリスト listB = [9.35, 6.7, 3] print(math.fsum(listB))
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
66.0 28.0 19.05
fsum()とsum()の違い
組み込みのsum()関数でも合計を求めることはできますが、浮動小数点数を扱う場合には丸め誤差が蓄積し、正確な結果が得られないことがあります。math.fsum()は中間的な丸め誤差を最小限に抑えるアルゴリズムを採用しているため、特に小数を含む大量のデータを集計する際により信頼性の高い結果を得られます。
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