Pythonのdir()関数とは?モジュール内の名前を一覧表示する方法
Pythonの組み込み関数dir()は、指定したモジュール内で定義されている名前(識別子)を、ソートされた文字列のリストとして返します。
返されるリストには、そのモジュールに定義されているすべてのモジュール名・変数名・関数名が含まれます。以下に簡単な例を示します。
使用例
#!/usr/bin/python # 組み込みモジュール math をインポート import math content = dir(math) print(content)
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような結果が出力されます。
['__doc__', '__file__', '__name__', 'acos', 'asin', 'atan', 'atan2', 'ceil', 'cos', 'cosh', 'degrees', 'e', 'exp', 'fabs', 'floor', 'fmod', 'frexp', 'hypot', 'ldexp', 'log', 'log10', 'modf', 'pi', 'pow', 'radians', 'sin', 'sinh', 'sqrt', 'tan', 'tanh']
ここで、特別な文字列変数__name__はモジュールの名前を表し、__file__はそのモジュールが読み込まれた元のファイル名を表します。これらはアンダースコア2つで囲まれた「ダンダー(dunder)」と呼ばれる特殊属性で、Pythonが自動的に設定するものです。
dir()関数の活用ポイント
dir()は、初めて使うモジュールの中身を調べたいときに非常に便利です。「どんな関数や定数が用意されているのか」を一瞬で確認できるため、ドキュメントを読む前の手掛かりとして活用できます。
また、dir()を引数なしで呼び出すと、現在のローカルスコープ内で定義されている名前の一覧が返されます。対話型シェル(REPL)で作業中に、自分が定義した変数やインポート済みのモジュールを確認したい場合にも役立ちます。
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